土地購入/土地探しのポイント

地震に負けない丈夫な家づくり 軟弱地盤判定の目安は?(2ページ目)

丈夫な建物に地盤の強さは不可欠!とはいっても見えない地中はどうなっていて、どのように調査・判定するのでしょう。わかりにくいからこそ依頼する前に知っておきたいところです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

N値が不安定なため杭を打ちます。
隣地の地盤に影響を与えないよう注意します。

軟弱地盤のまま建築する悲劇

地盤上に建物の荷重がかかると、地盤が沈下します。沈下の度合いは地盤が悪いほど大きくなり、砂地盤では荷重に対して瞬時に沈下する即時沈下(弾性沈下)を、粘土地盤では時間をかけて沈下する長期沈下(圧密沈下)を生じます。

軟弱地盤のまま掘削する悲劇

地盤沈下、隣接建築物の陥没を生じます。地盤の沈下はある範囲の土の体積が減少、または移動することによって起きます。土を取り出す時、埋め戻す時の土の体積の減少に注意しなければなりません。

地盤調査はこうして依頼する!

新たに土地を買って家を建てる時には必ず販売業者に地盤調査者をもらうことです。もし調査が行なわれていなければ依頼しましょう。費用は6~8万円です。古屋付の土地を購入される方は自分で調査会社にお願いします。その結果についても説明を求めるとよいでしょう。探し方はインターネットが便利です。近くの業者を見つけてみましょう。調査会社の当たり外れはほとんどありません。

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