丈夫な家の決め手は地盤にある!

丈夫な家をつくるには、建物を一番下で支える地盤がどうなっているかを知ることが大事です。つまり地盤調査は家づくりの始めに欠かせないものなのです!

地盤調査とはこんなふうに行なわれる!

一般に戸建住宅の地盤調査では、【標準貫入試験や】【スウェーデン式サウンディング試験】の結果から出される「N値」を利用して、地盤を診断し地盤改良の検討がされます。

標準貫入試験・・・試錐を地層に30cm貫入させるのに要する打撃回数を測定し、その打撃回数がN値となる。重さ63.5kgのハンマーを高さ75cmから自由落下させ30cm貫入させる。
スウェーデン式サウンディング試験・・・荷重をかけたロッドをねじ込むことによって貫入抵抗値を求める試験。この値は換算式にかけられN値が出される。
※標準貫入試験の直接的な試験結果がN値であるのに対し、こちらは換算N値とも呼ばれる。現在はスウェーデン式サウンディング試験が一般化している。


一般に軟弱地盤判定の目安は、地表面下10mまでの地盤に次のような土層の存在が認められた場合です。

腐植土植物遺体や分解物が多量に含まれる土。
保水力が大きいため農耕用の土壌としては良好だが、圧縮性が非常に高いためこれが確認された場合、住宅に関しては地盤補強が必要。
粘性土でN値が3以下細粒子(シルト/粘土分)で、粘着力によって地盤の強度が左右される。地盤の圧縮性(沈下)は大きく、圧縮速度は遅い。
砂質土でN値が5以下粗粒子(砂/礫分)で、内部摩擦角によって地盤の強度が左右される。地盤の圧縮性(沈下)は小さく、圧縮速度は早い。


N値だけでは十分な判断材料ではない!

地盤が軟弱であるかどうかの判断は、単に地盤の強度だけを見るのではなく、N値を適切に判断するためには土質データや経験、建物の重さや規模、そして施工条件をも考慮し、相対的に判断されます。
土質調査によって深度を違えて採取された土。
最後に調査書をもらい確認し、保管しておきます。


ここで想定している建物の規模は戸建住宅です。戸建住宅では、10mまでの地盤についてを検討範囲としています。その理由として、過去の土質調査の結果より、10mまでにこのような軟弱層が出現しない限り、10m以下を調査したところで軟弱層が現れることはほとんどありません。またその土地が盛土である場合でも、建物による沈下の影響は地表面下10m以下にはほとんどありません。


規模が大きい建物の場合は、より詳しい調査をします。土の含水比、土質の厚さ、一軸圧縮強さ、さらにその地形的分布位置などです。首都圏で地盤の悪い場所では、深さ40mでようやく建物を支持できる層があるところもあります。

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