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県民性で探す田舎暮らしシリーズ。
今回は、「島根県人」の体内に組込まれたDNAを探ります。県民性からみた、あなたにピッタリの田舎暮らしを見つけてみよう。
伝統を重んじる神々の国
島根には二つの「国」があるといわれています。それは、松江市・出雲市・安来市を中心とした県東部の出雲エリアと、大田市・浜田市・益田市を中心とした県西部の岩見(いわみ)エリア。出雲と石見から成る異なる歴史が、気質の違いとして今も残っています。出雲地方は、やや排他的で内向的な性質を持ち、粘り強く思慮深い。対して、石見地方は淡白なサッパリした単純明快な性格。
島根の全体では、温かな人情や触れ合いにあふれており、穏やかで賢く、慎み深い純朴な気風。反面、観光地化のため他力本願で消極的、商才にたけるとも指摘されています。また、人情や触れ合いが評価される一方で、閉鎖的的で異質なものや、新しいものを受け入れにくい気質もあるようです。
島根を語るには、やはり縁結びの神として名高い出雲大社を抜きにはできません。4、5年前の統計によると、1000人当たりの離婚件数を示す離婚率が一番低いのは島根県という結果が出ました。しかも単年のものではなく、島根県は過去10年間でも5回、全国1位を記録しているとか。
反対に、婚姻率の方は少子高齢化が進み全国2位の低さとなり、男女の出会いには出雲の神様のご加護が足りなかったようです。島根の女性が精力的であるのに対し、男性はおとなしく、やや精彩を欠くといわれています。この辺りの気質も何らかの影響があるのかもしれませんね。
島根の県民性は、あなたの田舎暮らしの候補地にピッタリですか?
◆島根県のプロフィール
島根県は中国地方の北部にあり、東は鳥取県に接して京阪神地方に通じ、西は山口県を挟んで九州地方に、南は中国山地をへだてて広島県に接し、北は日本海に臨んでいます。また、島根半島の北方40~80キロの海上には、島前、島後などから成る隠岐諸島があります。
出雲はスサノオが八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した土地であり、出雲大社をはじめ多くの古社で今日でも伝統的な神事が営まれています。近年では大量の銅剣・銅鐸が発見されるなど(荒神谷、加茂岩倉遺跡)、古代の歴史文化に恵まれた地域です。また、石見地方には柿本人麻呂が国司として赴任した地で、豊かな自然が残っており、日本海に浮かぶ隠岐島には離島独特の文化を形成しています。
・石見銀山/2007年7月に「石見銀山遺跡」が、世界遺産へ登録決定。島根県のほぼ真ん中に位置する大田市大森町を中心とし、旧温泉津町、旧仁摩町を含めた現大田市の広い範囲に広がる遺跡です。16世紀の大航海時代、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、そのほとんどが石見銀山で産出されたものといわれています。
大田市大森町は石見銀山領の中心となった地。地元の有志により、当時の面影をそのままに残しています。代官所跡や古寺・古社など歴史的な建物だけでなく、街の景観に合わせたレトロな郵便局や銀行、自動販売機なども、なかなかの風情をかもし出しています。
・松江市/宍道湖と堀割に抱かれ水の都と呼ばれる松江は、歴史と文化の薫り高いしっとりと落ち着いた城下町。古代出雲文化発祥の地であり、宍道湖畔に立ち並らぶ温泉の街でもあります。
また島根県の東北部に位置する宍道湖は、淡水と海水が混ざり合い多彩な魚介類が採れる汽水湖。この湖から「宍道湖七珍」と称される独特の郷土の味覚が誕生しました。スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミの七種類を楽しむことができます。
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