投資信託/ファンドの種類を紹介

注目のインドネシアに投資するファンド(2ページ目)

アジアが世界経済の主な担い手といわれる時代。「チャインドネシア」という言葉があるように、チャイナ、インドとともにインドネシアが投資先として注目を浴びています。インドネシアの魅力を、インドネシアファンドと共にお伝えします。

執筆者:村岡 里香

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インドネシアの株式に投資する投資信託

現在では多くの運用会社がインドネシアに投資するファンドを設定していますが、まだ運用期間が浅く、純資産残高の大きさにも差があります。下の表は、インドネシアの株式に投資するファンドの中でも、運用期間が1年以上あり、純資産残高が10億円以上のものを挙げています。

過去一年ではアムンディ・インドネシア・ファンドが独自のリサーチによる個別銘柄の選択によって好成績となっています。

インドネシア一国に投資するタイプのほか、インドネシアを含むチャインドネシア、アジア諸国に投資するタイプなどがあります。


先進国の景気減退のあおりを受けて株価の調整を余儀なくされている新興国も多い中、インドネシアの株価は旺盛な国内消費に支えられ安定的に推移。過去一年ではアムンディ・インドネシア・ファンドが独自の銘柄選択で好成績をおさめています。


インドネシアの債券に投資する投資信託

また、インドネシアの債券に投資できるファンドも増えつつあります。下の表はその中でも運用期間が1年以上のファンドをピックアップしたものです。

この1年だけでみると債券ファンドのほうが総じて株式ファンドのパフォーマンスは上回りました。

運用期間がまだ短く、純資産残高は数億円と小さいものも多いので残高推移には要チェックです。


インドネシアの10年国債の利回りは6.354%(平成23年11月21日現在)と高利回りなのが魅力。この1年だけでみると債券ファンドが株式ファンドのパフォーマンスを上回りました。インドネシアの格付けはまだ投機的格付けのBB+(S&P)ですが、投資適格に格上げされる日も近いといわれています。インドネシアの成長に投資したいけれどなるべくリスクをおさえたいという人は債券ファンドを検討してみてはいかがでしょう。

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インドネシアの市場規模はまだ小さいため、資金流出入や、ちょっとした情勢に大きく影響されやすいことをお忘れなく。いつも、ハイリスクハイリターンの商品であることを念頭に、時間分散を図りながら、計画性をもって投資することをお勧めします。
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