今熱い視線を浴びる「チャインドネシア」の人口

BRICsをネーミングしたゴールドマン・サックス証券が、2009年7月に発表した造語、「チャインドネシア」。その名の通り、中国+インド+インドネシアを組み合わせたもので、世界の中で成長著しいアジアの中でも、高い経済成長率を誇る3国が投資先としてクローズアップされました。
世界人口において大きな割合を占めるアジア諸国。労働人口が減る一方の日本にたいし、新興国の労働人口は伸びが大きい。

世界人口において大きな割合を占めるアジア諸国。労働人口が減る一方の日本にたいし、新興国の労働人口は伸びが大きい。

「チャインドネシア」が注目される理由の一つに人口の大きさがあります。この三国の人口は合わせて28億人。2011年の世界全体がおよそ70億人ですから、実に、世界人口の40%を占めていることになります。

豊富な人口は経済に最も影響を与える消費の拡大が見込め、また、経済発展に直結する労働力ともなります。世界各国の成長率と人口の関係を調べた研究では、成長の6割の要因が人口で説明できるとも言われているそうです。

ただ、人口が多いだけではなく、働き手となる年齢層が、扶養される年齢層(子どもや高齢者)の何倍いるかの割合も大きなカギ。指数が2を超える期間が人口ボーナス期と呼ばれ、その時期には経済成長が加速すると言われています。日本はすでに1.8、今後益々の低下が予測されていますが、インド、中国、インドネシアやブラジルは、2030年までこの人口ボーナス時期が続きます。
毎年約300万人も人口が増えるインドネシアでは消費が活発。IMFは今後6%以上の成長が続くと予想しています。

毎年約300万人も人口が増えるインドネシアでは消費が活発。IMFは今後6%以上の成長が続くと予想しています。

IMFが発表しているGDP成長見通しでは、2016年に中国が9.48%、インドが8.14%、そしてインドネシア7.0%と高い伸び率が予想されています。

インドネシアに熱い視線が集まるわけ

人気の観光スポットも点在。2009年12月過去最多観光客数を更新したとか。

経済成長が加速するといわれる一人当たりGDP3,000米ドルの水準も、インドネシアは2010年に突破!

IMFの世界経済見通しで、「少なくとも今後5年間、世界需要拡大の約半分は東アジアで創出される」といわれた東アジア。特に、ASEAN(東南アジア諸国連合)は、2010年1月から中国との間で関税が撤廃され、中国との貿易は活発化しています。

ASEANの中でGDPの伸び率が目立つのがインドネシアとヴェトナムの2国ですが、名目GDPの額でみると、インドネシアがダントツの1位(約7,067億ドル 2010年JETROデータ)。2位のタイの3,189億ドルを大きく引き離しています。高成長が続いているべトナムも971億ドルと、GDPの額ではインドネシアが7倍以上となっています。

人的資源と天然資源が豊富な点が注目されるインドネシア。以前は政情不安による混乱もありましたが、現在では政情も安定化してきていることが成長路線につながったようです。

次のページでは、インドネシアに投資できるファンドについてお伝えしましょう。