モーニングスターのWebサービスでオススメの機能を紹介するこのシリーズ。第1回目は「資産運用の金融電卓」機能について解説しましたが、今回は「ポートフォリオ」機能と「ファンド検索」機能についてお話しします。

モーニングスターのポートフォリオ機能は長期運用に便利

金融電卓の次に私が有用とおススメするのが、「ポートフォリオ機能」です。自分が購入した投信の銘柄、数量、購入日を入力するだけで、その後の時価、損益、構成比率が毎日更新されていきます。複数の投信をたばねたポートフォリオの現状を一目で見ることがとても便利です。

このポートフォリオ機能が便利であると理解するには、まずどう有用なのかをご説明する必要があるかもしれません。そもそも、資産運用の基本はアセットアロケーションにあります。つまり、資産配分の巧拙が投資の将来リターンを決めるという仮説です。それに従えば、大事なことは、どの銘柄をいつ買ったか?という詳細よりも、現状の資産配分がどうなっているか?という全体像にあるわけです。ですから、どの証券会社で購入したか?あるいはどの運用会社の投信を持っているか?という明細にこだわる以前に、全体の資産配分をチェックすることが最優先事項なのです。

たとえば、国内株式を全体の20%保有しようという資産配分ルールを決めたら、それを維持する必要があります。もし、20%を下回っていたら、20%に回復させるリバランスが必要です。20%を上回っていたら、その分だけ他の資産に回すために国内株式を減らす必要があるということです。長期の資産運用では、いつも保有資産の全体最適をはかることが大事!その意味で、もし取引している証券会社が1社だけなら、メンテナンスも簡単でしょうが、複数社にまたがっていると、資産内容の統合が大変です。そんなときに、このポートフォリオ機能を使えば、最初の登録だけで、継続的に自分の資産内容が一目で分かります。

これを、自分のパソコンでエクセルを使って行っている勤勉な投資家もおられるでしょうが、モーニングスターのポートフォリオ機能を利用すれば、自分で計算する手間が省けるので、現状把握がとっても楽になります。特に「X-Ray」は一つの画面で、7つの視点から自分のポートフォリオの中身を分析して見せてくれる、優れものです。7つの視点とは、資産分散状況、地域分散状況、株式スタイル分析、債券スタイル分析、コスト分析、レーティング分析、リスク・リターン分析です。