J-REITが投資をしている資産クラスは3つに分類される

J-REITが投資をする3つの資産クラスを紹介

J-REITが投資をする3つの資産クラスを紹介

まず、3つのタイプの違いを簡単に説明しておきましょう。

【特化型】
オフィスビル、商業施設など、特定の不動産物件にのみ投資しているタイプのJ-REITです。

【複合型】
オフィスビル+商業施設、物流・ロジスティックス+商業施設、オフィスビル+住居、というように、2つの不動産物件を組み合わせて運用するタイプです。

【総合型】
どの不動産に投資するのかを限定せず、さまざまな不動産物件に分散投資するタイプです。

もう、何となくお分かりいただけるかと思いますが、特化型よりも複合型、複合型よりも総合型の方が、投資している不動産の種類が分散されるため、投資リスクが軽減される可能性が高まります。

たとえば、オフィスビル特化型の場合、オフィスビル自体が景気の影響を受けやすいため、景気の良し悪しによってファンドの収益性が大きく左右されます。

これに対して、オフィスビルに50%、商業施設に50%という比率で分散投資した複合型であれば、景気動向に左右されにくい商業施設を半分組み入れているため、オフィスビル特化型に比べると、そのリターンは景気動向に左右されにくくなります。

もちろん、一方で分散投資を行うほど、期待されるリターンが低くなるのも事実です。したがって、J-REITへの投資で、多少なりとも高いリターンを狙いたいという人は、総合型や複合型よりも、特化型で運用した方が良いでしょう。

もうひとつ、複合型や総合型のJ-REITに投資する際は、どの種類の不動産に投資しているのかということを、事前に把握しておく必要があります。自分の投資先のリスク・リターンを把握するのは、資産運用の第一歩です。

前回も触れたように、J-REITが投資している不動産には5つの種類があり、それらをどう組み合わせるかによって、J-REITのリスク・リターン度は変わってきます。もし、中身を調べるのが面倒だという場合は、「東証REIT指数」という、東証に上場されているJ-REIT全般の値動きを示すインデックスに連動するタイプのETFが、証券取引所に上場されています。

この手のファンドを1本保有しておけば、J-REITへの直接投資に比べて、銘柄選びなどで苦労することはありません。東証REIT指数への連動を目指して運用されるETFも、J-REIT投資の選択肢のひとつとして加えてみても良いでしょう。

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