世界遺産/アフリカ・オセアニアの世界遺産

古代都市テーベ/エジプト(5ページ目)

60以上の墓を収める王家の谷、エジプト建築屈指の美しさを誇るハトシェプスト葬祭殿、エジプト一の規模を誇るカルナック神殿…。古代エジプトの真髄を体現する世界遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」を紹介する。

長谷川 大

長谷川 大

世界遺産 ガイド

得意ジャンルは世界遺産・世界史・海外情勢・海外旅行・哲学・芸術等。世界遺産マイスター、世界遺産検定1級文部科学大臣賞受賞。出版社で編集者として勤務したのち世界一周の旅に出る。現在は東南アジアを拠点に海外旅行を継続しながらフリーの編集者・ライターとして活動。訪問国数は約100、世界遺産は約250に及ぶ。

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ルクソールの歩き方

ルクソール神殿のスフィンクス参道。カルナック神殿のスフィンクスが牡羊なのに対して、こちらは上半身が人 ©牧哲雄

ルクソール神殿のスフィンクス参道脇に並ぶスフィンクス像。ルクソール神殿とカルナック神殿を昔のように参道でつなごうと、エジプト政府は修復を計画している ©牧哲雄

こちらがそのカルナック神殿のスフィンクス参道 ©牧哲雄

カルナック神殿のスフィンクス像。ルクソール神殿の像の上半身が人であるのに対して、こちらは牡羊 ©牧哲雄

ルクソールはとにかく遺跡が多い。主だった遺跡を効率的に見るために、やはりツアーに参加した方がいい。個人で回る人は十分下調べをしたのち、神殿、葬祭殿、王墓からそれぞれふたつくらいずつ見れば十分楽しめるだろう。

そして半日、できれば1日、自由な時間がほしい。自転車でも借りて、気に入った遺跡、たとえばカルナック神殿でビッシリとヒエログリフが刻まれた何十本もの柱のなかでボケッとしてみたり、フルーカ(ナイル川特有の帆船)をタクシー代わりに使ってネクロポリスに渡って砂漠を歩けば、何か感じるものがあるはずだ。もしかしたら道端で神の象徴となったスカラベ(フンコロガシ)を見つけることができるかもしれないし。

 

先に引用したハワード・カーターやラムセス2世の言葉のように、当時もいまも感じていることに変わりなんてない。彼らの想いや当時の空気を感じ取るには、ゆっくりと大地を踏みしめたり、のんびり壁画を眺める時間が必要だろう。

なお、カルナック神殿では夜、音と光のショーが行われており、ルクソール神殿では遺跡がライト・アップされる。昼間とはまったく違う雰囲気になるのでオススメだ。
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