ネロ少年とパトラッシュが暮らした町、ホーボーケン
哀愁漂うネロ少年とパトラッシュの銅像
ネロとパトラッシュが仲良く眠る聖母教会
あまりにも慎ましく寂しげな銅像のために、「世界三大がっかり」という称号は「小便小僧よりもむしろこっちか?」という邪念も一瞬よぎりますが、普 通の公道に突然出現する情緒のなさがかえって面白い、避けるのには勿体ない名(迷)所となっています。
謎の黒い十字架は一見の価値あり
トラムの駅近くには、物語中でネロとパトラッシュが眠るとされる後期ゴシック様式の聖母教会(アントワープ中心地にある聖母教会とは別です)もあります。残念ながらこちらの教会に『フランダースの犬』に関する記念碑のようなものはありません。しかし800年前にスへルデ川に打ち寄せたという「黒い神」という名の奇跡を起こす謎の十字架があり、大いに興味をそそられます。
ネロとパトラッシュがチョコになった
またトラムのホーボーケン駅からは15分ほど歩きますが、Eikenlei通りにある公立小学校の敷地内には、全長6メートルのミニチュア風車があります。かつてホーボーケンには大きな風車が実際に存在していました。『フランダースの犬』の中でもネロが風車小屋の火事の罪をかぶせられたりと、風車は物語内に印象的に登場します。現在のミニチュア風車は、柵を通してかろうじて全体が見えるという具合ですので、あまり観光スポットとは言いにくいかもしれません。
ホーボーケンにはミニチュア風車も
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■Beeldje van Nello en Patrasche(ネロとパトラッシュの銅像)
住所:Kapelstraat 3
■Kiosk(ベーカリー)
住所:Kioskplaats 85-87
TEL:+32 (0)3 827 87 51