アフィリエイト/アフィリエイト成功者インタビュー

Webデザイナーが語るアフィリエイトの秘訣(2ページ目)

アフィリエイトとWEBデザインの密接な関わりを聞きました。デザイナー歴30年の大ベテランが、アフィリエイトをデザインの視点からアドバイス!

執筆者:北村 良子

ユーザーに嫌われないデザイン、3つのポイント

ガイド:
デザイン的見地からサイトを作る上でのポイント等はありますか?

西:
そうですね。初めて訪れてくれたユーザーに嫌われないようにするポイントを、いくつか上げてみましょうか。

■派手な目に痛い配色にしないこと。
これは同系色を意識すれば案外簡単に解決します。パソコンは発光画面ですから眩しい色は使わない方が良いです。情報が生命ですから読み込むのが辛いサイトは嫌われてしまいます。

■横スクロールさせないこと。
これもユーザビリティーを考えたら絶対にしてはいけないことです。画面の右横と下にスクロールバーができると、2方向を動かしながら見なくてはならなくなりますね。最近は大型画面が普及していますから、自分の画面サイズに合わせてサイトを作ってしまいがちですが、みんなが大きな画面ではないのですから、横幅はなるべく750ピクセル以下にしたいですね。

■迷子にさせないこと。
よくテキストリンクの色を青から変えてしまう人がいますが、どこに下層へのリンクがあるのか分からなければ、マウスで捜しながら情報を読むことになりますから、テキストリンクは定番の青のままが親切ですね。それと、下層からトップへ戻るリンクを付けていない人もいます。これもページ上部のロゴもしくはトップバナーは、トップページへ戻るリンクが埋込まれていると言うのが、ネットの常識ですから崩さない方が良いですね。

ガイド:
ネットの常識を崩さない、というのは常々感じます。やはりリンクはあるべきところにあってほしいですよね。ところで、デザイン業界にも常識はあると思いますが、ネットに活かせるもので一番はどんなものでしょう。

西:
そうですね、デザインは平たく言えば「情報の整理学」なんですね。ですから、ホームページを作る時に一番意識して欲しい点は、開いた瞬間にどこに何があるのか分かってもらえるように、力点(ポイント)を明確にしなくてはならないと言うことです。

タイトル(キャッチコピー)・大見出し・小見出しなどをバラバラに配置せず、一定のリズムの中でレイアウト(配置)して行く。そして、本文を読み込まなくても、見出しを追えば全体が把握出来るようにする。この点を意識すれば、シンプルで見やすいレイアウトが完成します。

具体的なことは、わたしの「ホームページSOS」と言うサイトをみてください。このサイトはサポートしている方達が真似しやすいように、シンプルに構成してあるんですよ。

アフィリエイト
西さんの作業風景。
ここから様々なヒットデザインが生まれているんですね。


アフェリエイトで大切なのは、信頼してくれるリピーターを育てること

ガイド:
最後に西さんからアフィリエイターへのアドバイスをいただけますか?

西:
この記事を読んでくれた人に、とびっきりのアドバイスをしましょう。アフィリエイトって、商品を売りたいメーカーと、それを捜している人を繋ぐビジネスだと思っている人が多いのですが、実は違うんですよ。本当は「信頼してくれるリピーターを育てる」この点に焦点を絞って考えるべきなんです。

売れる売れないが、メーカーのセールスページの出来に左右されるなんて、淋しくないですか? それよりもあなたのお薦めだからとか、あなたと同じものを使いたいとか、そう思ってもらえるように方向性を作って行く方が安定するんですね。

そのために1サイト1ジャンルに絞って、専門性を追求してください。コスメならあなたと言われるように、ありとあらゆる情報を収集して提供しましょう。ファンデーションひとつとっても、アザを隠したい人、健康的に見せたい人、皺を消したい人など様々ですよね。そのひとり一人の要求を探って解決して行って欲しいのです。

そして流行りの商品では無く、流行り廃れのない、刷毛のセットなどの定番商品をさり気なくリンクさせてください。そうすれば煽りも必要ありませんし、お薦めも必要ありません。売ろうと思うから記事を書くのが難しくなるのです。ユーザーに喜んでもらえる記事なら書きやすいでしょう。

サイトに管理人は存在しても、ユーザーの顔は見えません。ですが、多くのユーザーが訪れて笑顔で歓談していることを想像してください。想像しながら作って行くことで必ずそうなるものです。

それともうひとつ、記憶にのこり続けるためにメールマガジンを発行する手もあります。メールマガジンは自分の方からアクセスしていけるメディアですから、いつ来てくれるか分からないユーザーを待つより接点が増えますね。メールマガジンの欠点は一過性のものだと言う点ですから、発行する度に記事をサイトへもアップして行けば、ユーザーは必要に応じて確認することが出来ます。

便利なサイトとして記憶にのこり続けることが、安定したアフィリエイト収入を得る最大のポイントだと思いますが、いかがでしょうか?

ガイド:
確かにユーザーに喜んでもらうと自然にそのサイトから商品を購入しますよね。大切なのは記憶に残ること、ですね。この度は貴重なメッセージをありがとうございました。

西:
こちらこそありがとうございました。



第2回目となる今回のインタビューでは、アフィリエイトとデザインという視点でのインタビューになりました。大切なのは記憶に残っていくこと。強烈なメッセージになったのではないでしょうか。デザイナーならではの考え方ではないかと感じました。あなたも1度、この機会にサイトのデザインを見直してみてはいかがでしょうか。
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