上海/上海基本情報

上海のエリアガイド(3ページ目)

国際都市として発展をしはじめて、10数年の上海。過去と未来が融合する多彩な顔もありますが、まだまだエリアが確立されていない場所も多々あります。その中でも「ここだけは外せない!」という地区を6つに区切りエリア分けをしてみました。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド


お洒落な若者がいっぱい!「淮海中路」  

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レンガ造りの街並が、まるでヨーロッパのどこかの街にトリップしてしまったかのような「新天地」

上海市内を東西に走る淮海中路周辺エリアは“上海のシャンゼリゼ”と呼ばれ、お洒落の流行発信地。タイムズスクエアーや太平洋百貨店のような大型デパートからH&MやZARAのような人気ブティックまでが立ち並び、垢抜けた女性たちが闊歩している姿が目を引きます。

淮海中路周辺の新天地付近には、レンガ造りの建築物が立ち並び、「東方のパリ」と呼ばれた20世紀初頭、フランス租界時代の雰囲気を感じながらお茶をしたり、ショッピングを楽しんだりすることもできます。  

ここで今、必見なスポットは、租界時代の1920年代に建てられたネオクラシック様式の壮麗な大邸宅を、完璧に修復して2008年オープンした“アルフレッドダンヒルホーム(ダンヒルの上海フラッグシップショップ)”そして、6階建てのビルの中にSPAやカフェを併設した世界初の“バービー人形専門店”。メンズとガーリー?両極端な2軒ですが、男女問わずに「今の上海」を体感していただけるはず。ぜひ足を運んでみてください!

ハイソな旧フランス租界地「復興西路」+「徐家匯」  

初夏から秋にかけて青々と輝くプラタナスの樹が美しい

初夏から秋にかけて青々と輝くプラタナスの樹が美しい

旧フランス租界と一言でいっても実はかなりの広範囲で、一体どの場所を示しているのかわからないことがあります。ここでは範囲をしぼってフランス租界の香りがたっぷり残る「復興西路」に焦点を当ててみたいと思います。

フランス租界の西側に位置するこのストリート、付近にはドイツの領事館や上海政府関係者の住居があるためか、優雅な静けさに包まれています。周辺には外国人が多く集まるカフェやヨガスタジオ、ネイルサロン、シノワズリの雑貨屋さんなどが隠れ家のごとく点在しているので、プラタナスの樹が青々とする季節にはフレンチロマンを感じながら、ゆったりとショップ巡りをしてみるのもいいでしょう。  

そして、復興西路を西の端まで歩き、華山路を抜けていくと、デパートや電気街が林立し、多くの地元っ子でにぎわう徐家匯へとたどり着きます。 

エリアによって、全く異なる顔を見せる上海。中国一の大都会ですが、ある意味で今の中国を象徴しているかのような街。駆け足で回るのもよし、お気に入りのエリアでゆっくり過ごすのもよし。あなたの好きな上海を見つけてください。
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