LEDバックライトにも色々な種類がある

液晶テレビのバックライトに使われるLEDには、数年前にソニー、シャープが先行して搭載したRGBタイプと、現在の主流である(擬似)白色タイプがあります。

RGBは文字通り、赤、緑、青の発光ダイオードを発光源として加色混合で白色までカバーする方式。表現する色域の広さで優れているのですが、RGB各々の発光量を調節するその制御が難しく、コスト高になり、現在では使われなくなりました。

一方の白色LEDですが、白色発光するLEDは存在せず、青色LEDに黄緑系の蛍光体を塗布することで白色の発光を得ています。駆動がシンプルなためコスト面で優れ、市場のLEDバックライト搭載テレビはほとんどこれを使います。

RGBタイプには色域が広いという特徴がありましたが、白色LEDの場合、色域の広さに関しては現状では従来のCCFLに比べて、特に優れているわけではありません。省電力に関しても従来のCCFLを改良して、すでに高い数値が得られています。現在のLEDバックライトが万能ということではなく、価値はこれから引き出されていくのです。


テレビを薄くできるエッジライト型、画質が優れる直下型

さてLEDをバックライトに使う場合、光源としての配置の方法が二通りあります。エッジライト型と直下型です。前者は小・中型画面に、後者は大画面に適しています。

エッジライト型は液晶パネルの端(下部とか両脇)にLED光源を一列に並べ、導光板を使いパネル裏側全体に光を広げます。LEDの数が少なくてすむ、パネル全体を薄くできる、均一性が取りやすいメリットがります。

直下型は液晶パネルの裏側に均等にLED光源を並べます。エリア駆動(後述)ができるのでコントラストが高まり画質が優れています。搭載製品には、ソニーのHX900シリーズ、シャープのLV3シリーズがあります。


エリア駆動とサイドエッジ型って?

エリア駆動とは、ローカルディミングともいい、LEDをグループに分割して制御し、画面の明暗を検出、暗くしたい部分は液晶パネルの脊後にあるLEDを消し、逆にハイライトの部分は明るくし、グラデーションは中間の明るさにすることが一画面の中でできるわけです。

エリア駆動は、高度な電子回路と組み合わせなければならないので、高級機に限っての搭載になります。ソニーHX900シリーズ、さらにこのエリア駆動を512分割まで細分化した最右翼が東芝セルレグザシリーズです。

エリア駆動に対してサイドエッジ型のLEDバックライトは、全面を光らせる方式が一般的ですが、ソニーのHX800のように上下のLED光源を分割して光らせるエリア駆動に準じる発光方式の製品もあります。

また第三の方式として、日立や韓国LGが採用するブロック型LEDバックライトが登場しました。これは液晶パネル背後に複数のLEDを仕込んだ樹脂製のブロックを並べ、ブロック単位で発光させる方式で、直下型とサイドエッジ型の利点を併せ持つ方式といえるでしょう。




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