バックライトのLED化が液晶テレビを変える
究極のLEDバックライトテレビ、東芝セルレグザ55X2
従来のCCFL(蛍光管)に代わってバックライトの主役になったのがLED(発光ダイオード)。建物の演出照明、自動車のライト、室内照明の分野で白熱灯に置き換わって進出の急なLEDがいま、液晶テレビをも変えつつあります。今回は、LEDバックライトの真実についてお話しましょう。
LEDを液晶テレビのバックライトに使うメリット
LED(発光ダイオード)は、Light Emitting Diodeの略で電圧を加えて発光する半導体素子を意味します。電子のエネルギーを直接、光エネルギーに変換するため、熱や運動(発振等)を生じないため効率が高いことが特徴です。そのLEDを液晶テレビのバックライトに使うと、どのようなメリットがあるのか、整理してみましょう。
- テレビを薄型、軽量にできる (デザインの自由度が増す)
- 瞬時に点灯し、明るさ調整ができる(エリア駆動~ローカルディミングともいう~が可能になり、コントラストや黒表現、グラデーションがきれい)
- 低温特性が高い(使用環境を選ばない)
- インバータが不要である (構造がシンプル)
- 水銀レス(環境にやさしい)
- 約50000時間の長寿命(画質の劣化が少ない)
LEDは数々のメリットがありますが、テレビが別物に変わるわけではありません。LEDバックライト最大のメリットはむしろ軽量・薄型といったパッケージ面での自由度にあります。
次のページでは、いまおすすめのLEDテレビをご紹介します。