日本酒/おすすめの日本酒

2006年カップ酒チャンプは「梅錦」(2ページ目)

日本酒のカップ酒のコンクール「第2回日本酒チャンピオンズ・カップ」の2006年度グランプリが決定した。出品された127社223点のカップ酒の頂点に立ったのは「梅錦 純米大吟醸カップ」だ。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


★お花見賞★(3点)
(1)『松竹梅《吟醸》花酵母仕込み150ml壜カップ』(宝酒造株式会社:京都府京都市)


この華やかさは、もうダントツ! 桜の木の下であけてみたいっ。



(2)『大吟醸サクラカップ』櫻正宗株式会社:兵庫県神戸市)


落ち着いたデザインと味わいのよさも評価につながった。



(3)『梅錦純米大吟醸カップ』梅錦山川株式会社:愛媛県四国中央市)


もう賞総なめといった感のある梅錦だ。



★審査員賞★
『吟醸生貯蔵酒サクラカップ』
櫻正宗株式会社:兵庫県神戸市)


フレッシュ感を楽しめる「生」。意外に管理は難しい。





一般審査の様子。集中力を要する。




ずらり並んだ参加アイテム。入賞しなかったものにも魅力的なものがたくさん。




プロの審査も重要だけど、一般の評価が売り上げにつながるのも事実。




友田個人的においしかったのがこれ、「瑞冠いい風 花」山岡酒造)。
ソフトでなめらか。アフターが長く香ばしい。どうやら「雄町」を使ったものらしい。




こんなのもあった。どんな味??



「日本酒チャンピオンズ・カップ2006」について、詳しくは主催の「酒文化研究所」ホームページをご覧ください。



カップ酒は、低迷する日本酒人気を支えるきっかけにもなる注目の商品だろう。
私も一般審査員として参加したが、味わいのバラエティやデザインの多様さに、とても楽しませてもらった。味わいはもとより、見た目のチャーミングさが最終入賞に結びついたようだ。忘年会、新年会、お花見シーズンの時期まで含めて、手軽でかわいいカップ酒の需要はますます高まるに違いない。

日本酒専門家や醸造のプロによる1次審査では、正確で丁寧な醸造からくるクリアな味わいにポイントが置かれたように感じたが、一般の消費者は醸造的なことより「楽しめるお酒」を求めていることがこの結果からわかる。

鑑評会や品評会には往々にしてあることだが、醸造プロの感じ方と一般の飲み手の感じ方には隔たりがあるものだ。造り手と飲み手を結ぶ、われわれのような仕事の重要さを改めて感じた次第。


第1回「日本酒チャンピオンズカップ2005」の結果はこちらです。昨年の結果もぜひご覧くださいね。



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