この日テイスティングした銘柄とその感想はこれ!
(1) 大七純米生もと
炊き立てのご飯のような香り。滑らかでクリーミーな舌触り。すっと消えていくあとくされのない後味。優しいうま味とすがすがしさがバランスし、飲み飽きしない安心の一本。
(2)大七皆伝(生もと純米吟醸)
洋ナシや桃のような華やかな香り。吟醸としては落ち着きがある。口に入れた瞬間甘いが中盤から後にかけてドライな風味に。お燗にも向きそうな吟醸。
(3) 大七 箕輪門(生もと純米大吟醸)
果物の香りと穀物の香りが同居。少しスパイシーな印象も。舌に重さを感じるくらいのコクとうま味がある。後味はやはりさらりと軽快。全体に艶のある印象。箕輪門は二本松城の箕輪門から名づけられた。
(4) 宝暦大七 生もと純米大吟醸
純米大吟醸の雫取り。落ち着いた果実香で、味わいは「緻密」。とてもクリーミーで決め細やかで味わいの成分がぎゅっと詰まっている印象。しかし重いことはなく、飲んだあとからもう一杯ほしくなる味わい。ここでは、大吟醸グラスでのテイスティングゆえに、やや白桃や熟したりんご系の香りを感じる。
以上、どれをとっても感じるのは、「エレガント」であることだ。日常に楽しめるものからハレの日用の極め付けまで、幅広い品揃えも魅力だ。またそれぞれのネーミングとスタイリングもすばらしい。
チェックは大七酒造サイトまで。
知れば知るほどその魅力にはまり込んでしまう大七。あなたのランキングにも上位入賞間違いないはずだ。