次に麺を作り、蒸しあがったら、鶏がらスープで味をつけます。
■ 麺を油であげる=これが世紀の大発明
さて、いよいよ、味付き麺を油であげます。ここが、このインスタントラーメン発明の最大のポイントです。手作り麺がどのように変化するのか、子ども達は、みんな興味津々です。
味付き麺を油の中へ入れると、3分でカリカリのインスタントラーメンに変身します。油の中で麺から水分が蒸発するとき、麺に無数の小さな穴ができ、そこへお湯を注ぐと、気泡から水がしみこみ、すぐに茹でたての軟らかさに戻るのです。
安藤百福氏は、味付き麺を長く保存できるようにするために、乾燥させたかったのですが、その方法が生み出せず、失敗を繰り返していました。ある時、奥さんがてんぷらを揚げるのを見て「これだ!」とひらめいたのです。この「瞬間湯熱乾燥法」が世紀の大発明なのです。
■ 出来立てのチキンラーメンを食べる
麺を蒸す前、1人分100gをきっちり計り、蒸す容器に入れます。その際、少しずつあまりが出てくるのですが、それを集めて作る、出来立てのチキンラーメンを試食させてもらえます。一口いただけるチキンラーメンのおいしかったこと。お母さんも子ども達もニコニコ顔です。(時間の都合で、土日は試食が無いそうです。)
■ 袋詰にしてパックする
そして、最後に、自分の作ったラーメンを袋に入れて、パックしてもらいます。さあ、世界でただ一つのマイ・チキンラーメンの出来上がりです。この日は、お土産に工場で作ったチキンラーメンとカップヌードルをいただきました。