もち米料理
バナナの葉で包んで茹で上げたべトナムちまき「バインテット」 |
もち米のなかに緑豆と豚の脂身をいれて、バナナの葉でくるりと包んで作る伝統的なチマキだ。もっちりとしたもち米のなかからは、緑豆の餡と豚肉が顔をのぞかせ、口にすると、思っていた以上に食べ応えがあって驚く。具が少なめで、もち米をぎゅ~っと巻き込んでいるからであろうか。
しかしながら、バナナの葉の香りがチマキをそっと包みこんでいるため、すんなりと胃におさまってしまうところがこの料理の魅力でもあるだろう。
私はまだ食したことはないのだが、中にいれる具材は地方によって、腸詰のようなソーセージとかナッツとかいろいろとあるらしい。
もち米といえば、鶏肉とこぶみかんの葉を刻んだものをおこわの上にのせたボリューム満点の料理もある。日本のお店でも見かけたことがあったような気がするけれど・・・。
べトナムのご飯料理は、このほかにもエビやハマグリなどを入れて炊き込むか、炊き込んだご飯を土鍋に入れて火にかけた「土鍋炊き込みごはん」(なべ底のおこげがたまらない!)や鶏ガラスープで炊きあげたごはんの上に、しっとりとした鶏肉をのせた「ベトナム版チキンライス」など、まだまだたくさん。
最近では、日本のお店でもご飯料理の種類が増え、料理人のセンスがうかがえる素敵な料理がお目見えするようになったので、お米の国のご飯料理をぜひ色々とお試しくださいね。ベトナムの底力を垣間見ることができるのではないでしょうか。
<関連記事>
■都内のおすすめベトナム料理店
■ベトナム料理レシピ
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編1:春巻き類
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編2:サラダ・スープ
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編3:焼きもの・煮物など
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編4:ベトナム麺料理1
■これだけは知っておこう!ベトナム料理編5:ベトナム麺料理2