ベトナム料理編1・春巻きの続き。

青いパパイヤのサラダ(ゴイドゥードゥー)

青いパパイヤのサラダ
爽やかなハーブと穏やかな味が親しみを誘う「青いパパイヤのサラダ」

ベトナムのサラダといったら、真っ先に頭に浮かぶのがこのサラダ(和えもの)。
ゆったりと流れる日常を美しい映像で表現した「青いパパイヤの香り」という、ベトナム映画のタイトルの一部にもなっているからであろうか。このサラダを食べるときは、映画の主人公である少女ムイが、黙々と青いパパイヤをトントンと包丁で叩き、美しく細切りにしている姿を思い出し、不思議と穏やかな気持ちにさせられる。

青いパパイヤは東南アジアや沖縄ではおなじみの食材。最近では、日本の多くのスーパーでも見かけるようになったので、たいぶ身近な存在になったのではないだろうか。

青くてかたい未熟なパパイヤの皮をむき、千切りにして、豚肉やエビ、ミントなどのハーブ、エシャロットなどとともに、甘酸っぱいドレッシングで和えた料理だ。トッピングされたピーナツの香ばしさが一層香りを引き立て、味に深みを出している。

パパイヤ自体はさほど個性的な味ではなく、どちらかといえばさっぱりとしていて、瓜とか大根のような味わい。果物としてのパパイヤを想像して口にすると・・・へっ?一瞬かたまってしまうだろう。それぐらいまったく別物なのだ。

タイでは青いパパイヤのサラダを「ソムタム」と呼び食されているが、タイに比べると、ベトナムのそれは辛みが少なくてとてもシンプルな味わいである。