一度使い出したらその魅惑的な香りに引き込まれて、使わずにはいられなくなるスパイス。
はるか昔から、スパイスは黄金にも匹敵するほどわたしたちを魅了し続けてきました。
最近では、スパイス類を扱う専門店があちらこちらにでき、スーパーなどでもビン詰めにされたものなどがずらりと並ぶようになったので、家庭でも気軽に取り入れることができるようになりましたが、まだまだ馴染みが薄かったり、何をどう使っていいかわからない・・・とつい敬遠しがちのかたも多いのではないでしょうか。でも、じつは使いかたはとても簡単。
普段の料理に少しプラスするだけで大丈夫なのです。

代表的なスパイスを少し例に挙げてみると、まずはカルダモン。スパイスの女王といわれている最も古いスパイスのひとつで、叩いてカレーに加えたり、牛乳にいれて少し煮て、プディングやアイスクリームなどのデザート、ミルクティーやコーヒーなどの飲みものに。カレー粉の重要なスパイスのひとつのクミンは、パンやピクルス、肉料理、ソーセージなどに。星の形をしたアジアでよく使われる個性的なスパイスの八角(英名:スターアニス)は、煮豚、冷奴のタレ、スープなどに。
スパイスは料理の味を引き締めるだけではなく、高貴な香りまでもプラスされ、おもてなし料理にも早がわりしてしまう優れもの。
スパイスを身近に楽しんでいただけるように、世界各国で愛されているとっておきの簡単スパイスレシピをご紹介いたします。



▼△ 肉団子のグリル(キョフテ) △▼ ~ トルコ料理より ~
* 使うスパイス *
クミンパウダー 粉赤唐辛子 ブラックペッパー

ケバブと並び、トルコで最もよく知られる肉料理のひとつがキョフテ。
いわゆるトルコ風のハンバーグ。
トルコではとても人気のある料理で、美味しいキョフテ専門店では、連日客足が絶えないほど大忙し。羊肉で作るのが一般的ですが、最近では牛肉などでも食されているようです。
この料理は、カレー粉の特徴的な香味で少し辛味と苦味があるクミンと、ピリッと辛味の効いた赤唐辛子の香りがふんだんにはいっているので、とてもエキゾチックな味わい。
普段作っているハンバーグに、この2つのスパイスとたっぷりのパセリを加えて小さく丸め、野菜といっしょに香ばしく焼いたら、いつのまにかトルコ料理に早がわり。
レモンをギュッとしぼっていただけば、きりっと冷やした白ワインや軽めの赤ワインにピッタリ。目先を変えたおしゃれなおつまみとして最適です。
また、お肉にたっぷりのパセリを加えて焼き野菜を添えているので、栄養バランスも申し分なし。さらに子供が大好きなカレー風味のクミンで仕上げているので、子供向けの料理としても最適です。

レモンをしぼっていただけばご夫婦でいただくワインのおつまみとして、トマトソースをかければお子様向けのおかずとして使える、万能スパイス料理です。


・・・  材  料 (4人分) ・・・

合い挽き肉(あればマトンの挽き肉) 500g
パン粉 1/2カップ+水 大さじ5
玉ねぎすりおろし(1/2個分)
クミンパウダー 大さじ1
粉赤唐辛子 小さじ1/2
にんにく 1/2片
パセリみじん切り 6g
塩 小さじ1
ブラックペッパー 少々
オリーブオイル 適宜
【 添える野菜 】 新じゃがいも、トマト、しし唐、レモン 適宜

◆◇  作り方  ◇◆
{1} 添える野菜以外の材料をすべて合わせ、粘りがでるまでよく混ぜ、30分くらい寝かせておく。
{2} 熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、皮つきのまま茹でてスライスした新じゃがいも、1/4切りにしたトマト、しし唐辛子を入れて焼き、塩をふり器に盛る。
{3} 楕円形に丸めた{1}を両面香ばしい焼き色がつくまで焼き、{2}の器にのせ、レモンを添える。


アレンジ
 
トマトソースヨーグルトをかけると、さらにオリエンタルな味になって、おもてなし料理として最適に!
◇ ピタパンにはさみ、ヨーグルトをかけ、レモンを絞れば、美味しいサンドイッチに。
 


次のページでは、タイの家庭や屋台で定番の煮物、
ムーカイパロー(豚肉とゆで卵の煮込み)をご紹介いたします。
使うスパイスは、
八角とシナモン。ご飯がすすむ一品です!


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