韓国料理=辛い、しつこいというイメージはもう古い?!
韓国料理は、素材の素朴なおいしさを生かした、繊細な料理。辛い、しつこいだけではないのです。
では、その繊細さがわかる料理を紹介。まずは、代表的な料理が“ナムル”。
ナムルは、野菜や野草、山菜などをさっと茹でたり蒸したり、炒めたりし、ごま油やすり胡麻、にんにく、ほんの少しのしょうゆ、塩で作る和えものやおひたしのこと。韓国では春夏秋冬、旬の摘みたてをさっと茹で、素朴なおいしさと季節感を一度に味わっているそう。特に春はタンポポ、ワラビ、ぜんまい、たらの芽、菜の花など芽吹く季節。ことのほか季節の恵みが感じられて楽しいそうです。
日本では、スーパーなどでほうれん草、大豆もやし、ぜんまい、大根などがセットになって売られているので、それ以外のものはナムルではないと思われがち。
でも野菜を調理して和えればすべてナムルといえるのです。加える調味料が代わっただけで、私達が普段よく食べているほうれん草のおひたしやいんげんのごま和えと同じ。
ですから、このようなナムルをぜひ気軽に家庭で作って見てください。旬の素材で作ったおいしさといったら格別ですよ。