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ル・ムーリス(パリ)(4ページ目)

今回は毎年恒例、年に一度の特別番外編! 京都の友好都市「パリ」で取材してきた本場三つ星レストラン「ル・ムーリス」を余すところなく御紹介いたします! フランス好きの方も必見です!

執筆者:麻生 玲央

今、世界最高のパティシエであろう「カミーユ・ルセック」

カミーユ・ルセック。
ル・ムーリスのパティシエであるカミーユ・ルセック氏(C)Le Meurice
撮影見学させてもらった厨房では現在74名ものスタッフが、ヤニック・アレノの指揮のもとに働いているとのこと。

また、特筆すべきはオテル・ド・クリヨンで腕を上げ、2004年から若きパティスリー・シェフとして腕を揮っている「カミーユ・ルセック」の存在。彼はシェフの心強いパートナーの一人ですが、私がパリで食べてきた限り、カミーユは今、パティシエ世界トップクラスの実力者であり、今後のフランスのスイーツ業界をリードしていく若き天才だと確信しています。

スイーツ。
美しく舞う、天使のようなデセール達(C)Le Meurice
そのカミーユのデザートは、アラカルトでも食すことが出来ますが、このコースにももちろん付いています。しかもレストランでコースを頼めば、アバンデセールも含めて、彼のスイート世界を存分に愉しめるわけですから、これは非常にお値打ち。やはり今、パリに来てカミーユのデザートを食べないなんて、あまりにもったいない! コースに付いているデザート以外にも、アラカルトで好きなメニューを頼むことも可能ですので、メニューに好きなデザートがあれば是非チャレンジしてみてください。

マカロン。
マカロンもパリで一番美味しく感じました。(C)Le Meurice
アバンデセールの盛り合わせ(マカロンを始め、85%カカオのショコラやマロンクリーム等)の、クオリティの高さにメロメロしっぱなし。正直・もうこれだけで甘い幸せに包まれたのですが、それを上回るレベルで味覚と心を同時に鷲掴みにされたのが、カミーユ作「ピュイ・ダムール」!

サックサクで実に軽やかなフィユタージュは、噛みしめた瞬間に小麦粉の香ばしいブーケが鼻腔に拡がり、続いてバニラ風味のクレームパティシエールが、フランボワーズの酸味を包み込みながら、舌の上で優しく、儚く、溶け消えていく……。まるで一つの物語をなぞるかのように展開していく美しい味わいは、コースの最後に仕掛けられた甘い魔法のよう。



デセール。
(C)Le Meurice

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