最高のエイ料理
・魚料理
淡路産「エイ」のソテー。ソースとも相性抜群です。 |
今まで「エイ」は国内外問わずに食べてきましたが、淡路産のエイは、さすがに鮮度が高い上に、ゼラチン質がたっぷりで、その食感をオノマトペ(擬音)で例えると、プリプリを超えて、もうプリュンプリュンの域。鮮やかな縞模様のヒレに、大ぶり肉体美と肝のぽってり感は、官能的な色気すら感じさせるほどでした。
味わいについては、シンプルにソテーされた料理だからこそ、素材の質と活かし方がポイントとなるのですが、とりわけ「火入れ」が素晴らしく、極みともいえる素材の活かし方に心を打たれましたね。
エイは、この「肝」がとびきり旨い! 鮮度抜群だからこそ出せる部位なのです。 |
さらに、エイの下には「茄子」と「蓮根」を「キャベツ」で包んだものが敷いてあり、これがまた素晴らしい出来なのです。というのも、野菜は農家直売所でシェフ自らが厳選して買われているだけあり、質の高さは申し分なく、これだけのエイ料理と並んでも、決して脇役の添え物にならず、エイと並ぶ主役級の存在感を魅せつける、という見事なるもの。全てにおいて、この完成度ですからシェフのセンスと実力は計り知れません。エクセラン!
次ページでは、シェフのスペシャリテである煮込み料理を御紹介します