メインはもちろん和歌山産の魚と肉が登場
・Pesce
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真鯛とオクラのコルツェッティ |
メイン料理は、和歌山にある湯浅港の真鯛を使った魚料理「真鯛とオクラのコルツェッティ」。この界隈は一本釣りの鯛で有名な地域だけあり、やはり鯛が旨い! 身の引き締まり方や脂の乗り方、それに皮目の上質感など、食べる毎に和歌山の魚貝類は凄いことを教えてくれましたね。和歌山の魚貝類を知り尽くしているシェフの手に掛かれば尚のこと、塩の効かし方も、焼き具合も完璧でしたし、白ワインを飲むスピードにブレーキが効かなくなるほどの味わい。
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このパスタがコルツェッティ。 |
添えられた蔓紫と葡萄も鯛を引き立てるアクセントになっていますし、何より「コルツェッティ」が鯛との相性抜群! 一皿で二度美味しいといった感じです。ちなみに「コルツェッティ」とは、リグーリア州のパスタで丸形をしているのが特徴。合わせた白ワイン(グラス)は「ブラン・デ・モルジェ・エ・デ・ラ・サッレ2006」。これはプリィ・ブランというアオスタ渓谷土着の白葡萄品種から造られたワインで、料理ともピッタリ! 本日ピカイチの一皿となりました。
・secondopiatto
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熊野牛すね肉と冬瓜のグリーンソース |
肉のメイン料理は、和歌山県特産黒毛和牛「熊野牛」のすね肉料理が登場。肉料理まで和歌山県産というのは嬉しい限り。まさにテロワール祭です! しっかりと丁寧に煮込んであるため、とても柔らか、そしてシッカリと肉のエキスが沁みわたっています。ナイフを使わずにフォークだけで食べられる繊維の細かさが、肉質の上質さを物語っています。これにソース(タレ)となる胡瓜のピクルスが、肉の旨味に酸味を付与し、コクがありながらもすっきりとした味わいに。
また、たっぷりの冬瓜が盛り込まれたソースも、単なるソースとしての役目ではなく、旬の食材だけあって主役級の存在感。