これぞ理想の地産地消料理
・primopiatto
トマトのスパゲティ |
以前、シェフが修行されていた「ドン・アルフォンソ」で、自家菜園のトマト料理をいただいた時に、三つ星(今は二つ星)のリストランテでも、自家菜園のシンプル料理を出してくることに、イタリアらしい「おもてなし」の心と、「家族の絆」が感じられたのですが、それは和歌山の「アイーダ」でも同じ。家族で一生懸命に愛情を注いで育てた野菜や果物を使った料理というものは、そこから「家族の絆」が感じられるのです。遙々、遠方からやってくる客人達を、自分達の育てた和歌山の、岩出のトマトで勝負してくるところが、都内のイタリアンでは真似の出来ない最高の魅力。
和歌山には和歌山だからこそのテリトーリオがあり、そこから生まれた食材を活かした料理こそが本当の意味で「郷土料理(=真のイタリアン)」となるのです。そのことを改めて、この一皿のスパゲティで実感しましたね。
次ページでは、和歌山産の魚と肉を使ったメイン料理を御紹介します