西日本グルメ/和歌山グルメ

ヴィラ・アイーダ(和歌山)(2ページ目)

「地産地消」がコンセプトのメゾン・ドット型イタリアン「ヴィラ・アイーダ」。全国から食通が足を運ぶ地方イタリアンの名店です。

執筆者:麻生 玲央

採りたて!もぎたて!の野菜力

それでは、5,250円コース「シェフからの提案」より料理達を御紹介していきましょう。

・entre
バーニャ・カウダ。
菜園の採れたて野菜のバーニャカウダ
このコースは本来なら「苦瓜のパンナコッタと磯の幸」でしたが、一つ下のコース料理である「バーニャ・カウダ」に差し替えていただきました。やはり、スターターは「アイーダ」ならではの自家菜園の野菜達を食べたいですからね。内容は、野生のルッコラ、茄子、青トマト、バジル、胡瓜、黄唐など、6種類の生野菜。どの野菜達も新鮮かつ高品質だけあり、口に運ぶと採りたてならではの瑞々しさが、弾ける夏の汗のように口内に放たれ、太陽と大地の恵みを実感できます! とりわけ「茄子」のフレッシュな味わいが印象的でしたね。

また、添えられたバーニャ・カウダのソースは、蝋燭の火で炙られた状態にあるので、常に温かいまま食べられるというのもポイント。ニンニクの薫香が夏バテ気味の食欲を元気にかき立ててくれるのです。

・antipasto
烏賊と青唐のガスパチョ。
烏賊と青唐のガスパチョ
前菜は、絶妙な半生状態の烏賊と、トマト、生ハム、胡瓜の微塵切り、青唐を盛り込んだ意欲的な「烏賊と青唐のガスパチョ」で、烏賊からは海が育んだ無垢な甘味、青唐からは大地の風味、ベースとなるトマトや胡瓜からは夏のミネラルが溢れる味わい。

しかも、野菜と魚貝による料理は、トマトの「赤」と、青唐&胡瓜の「緑」が一枚の絵画のように、白いジノリの皿を彩っており、一口毎に味覚・嗅覚・視覚などの五感に響く一皿となっていました。

次ページでは、自家菜園のトマト料理を御紹介します
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