素晴らしいコストパフォーマンスの高さ
それでは、平日限定のMENU D'AFFAIRE「2,940円(税込み・サービス料10%別)」のコース内容から御紹介しましょう。
・一口のお楽しみ
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一口のお楽しみ |
写真手前にあるワンスプーンに乗っているのは、真鯛のこぶ〆にグレープフルーツをサンドしたもの。ストローに入っているのは、スープ状にしたグリーンピースで、上部はカレー風味となっています。
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グラスに入れたピスタチオのグラッセ。 |
さらに
ピスタチオのグラッセも供されます。アミューズ前にこれだけ多種多様な料理を出してもらえるのは、嬉しいですね。しかもどれも手の込んだものばかりですし、食べ終わる頃には、メイン一皿を食べたぐらいの満足感でした。
・アミューズ
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アミューズ |
続くアミューズは、ぽってりしたルックスの「
赤ピーマンのムース・トマトのクーリー」。シンプルな料理ではありますが、さすがは南シェフを始めとする「ル・バエレンタル」だけあり、とても軽やか&心地良い味わいで、実に素晴らしい仕上がり。素材の良さを活かした一皿です。
・前菜
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前菜 |
この日、前菜で供された「カダイフをまとった有頭海老のクルスティヤン」は、「ひらまつ」系のレストランで食べてきた料理の中で、もっとも感激した逸品。というか、今まで食べてきた(有頭)海老料理の中でもベスト3に入る傑作でしたね。一口食べる毎に、口福の溜息を漏らしてしまうほど、うっとりする完璧すぎる仕上がりで、ある意味、「究極のエビフライ」とさえいえる内容なのです。
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カダイフをまとったカリカリ食感の有頭海老は、頭部と胴体部分に分けられており、それぞれ最高の火入れ具合。 |
添えられているのは、サフラン風味の押麦リゾットと、柑橘の香り高い柑橘類の泡ムース、さらにはベアルネーズソースといった凝りようで、海老と泡ムース、もしくはベアルネーズソースで食べるもよし、泡ムースとベアルネーズソースを一緒に付けて食べるもよし、でどこからどう食べても、美味しい幸せを約束された芸術的なクオリティ。特に酸味のバランス感が絶妙なベアルネーズソースの出来は秀逸でしたね。