NLGRの10年を振り返って
今回、3年ぶりにNLGRに参加したのですが、あらためて、いろんな意味でスゴいイベントだと感銘を覚えました。
10年目を迎えた今年のNLGRのテーマは「十人十色~みんなちがって、みんないい」だったそうですが、ゲイだけじゃなく、レズビアン、トランスジェンダー、SM好きな人たち、アニソン好きな人たちなど、まさに多種多様な人たちが参加する、真にクィアなコミュニティイベントだったと思います。やれそうでなかなかやれない、ゆるくてあったかくて自由なお祭りでした。
何でもそうですが、10年続けるというのは本当に大変なことです。
初期の頃は、『四角い夏』や『ひまわり』というゲイ史に残る名作映画が名古屋からコミュニティから生み出され、後藤は何度となく号泣させられました。
2003年~2005年には、名古屋ゲイコミュニティの立役者であるオーバーワークプロダクションのめいちゃんがNLGRと同時開催で大きなお祭りを行い、「愛・地球博」のモリゾーとキッコロが来たりして、とんでもない盛り上がりを見せました。が、2006年の3月に急逝し、多くの人たちがその死を悼みました。
2007年には参議院選に立候補する尾辻かな子さんがパートナーの方と結婚式を挙げ、マスコミも詰めかけ、当時民主党党首だった小沢一郎氏や当時同党幹事長だった鳩山由紀夫氏などからの祝電が読み上げられるという、歴史的なイベントになりました。
今も、名古屋のゲイコミュニティのいろんな人たちが、NLGRだけでなく、ナイトを盛り上げたり、いろんな形で参加し、6月の名古屋ウィークエンドを全国に印象づけています。
この先、どんなふうにこのイベントが進化していくのか、とても楽しみです。
そして、これからも応援していきたいと思っています。