八方美人?と卑屈な評価をする前に素直にその場を楽しもう
また、目の前の女性がにこやかな表情を浮かべているときに「これはとりあえずのご機嫌取りで、誰にでもモテようとする八方美人な子なんじゃないか」と疑うのはすこし筋違いであろう。すぐにこういうふうに思ってしまう男性がいるとしたら“ややこしさ”を感じる。それがモテない理由の1つになっているとすら感じてしまう。もっと男らしくおおらかにすべてを感じるままに受け止める強さが必要だ。
人は当然モテたいし、誰からも好かれたいと思うもの。それを「この笑いは営業用だ」などとジャッジするのは軽率。目の前の男性と仲良くなりたい、友達になりたい、「いい子だな」と思ってもらいたい、そういう気持ちは、むしろ社交的な性格として評価したいものだ。
さらに、笑顔ひとつを取り上げて「こういう笑顔は本物なので本気になっていい」「こういう笑顔は偽物だから本気で受け止めてはいけない」のジャッジメントに集中しすぎては、楽しい時間は過ごせない。
これまでの恋愛経験を思い返してみて欲しい。「この子がこんな風に好意を持っていただなんて、まったく気づかなかった」「最初の印象は悪かったのに、あとで、好きでいてくれたということがわかった」そういう経験はないだろうか。大学入学当初のうかれた時期ならいざ知らず、オトナの本気の恋というのは、どんでん返しの連続。誤解がひっくりかえることは珍しくない。
なんだか前置きのウンチクが長くなってしまった。お詫び申し上げたい。次のページでは「それでもジャッジの指針を知っておきたい」という方のためにいくつか判断基準の例をご紹介させていただこう。