フランス菓子「マドレーヌ」のレシピ……プロが教える基本の作り方
マドレーヌといえば、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸して食べる冒頭のシーンがあまりにも有名。バターの風味が豊かなマドレーヌは、フランスの女の子が一番最初に習う、代表的なフランスのホームメードのお菓子です。次の日のほうがバターが馴染んでおいしくなるので、プレゼントにもぴったり。はちみつを加えることでよりしっとりとしたおいしさが生まれる、基本のマドレーヌのレシピ・作り方をご紹介します。
簡単しっとりプロのマドレーヌレシピ・作り方の材料(12個分)
簡単しっとりプロのマドレーヌレシピ・作り方の作り方・手順
マドレーヌの作り方
1:下準備をする

室温に戻して柔らかくしたバター(分量外)を、マドレーヌ型に塗っておきます。(刷毛が無い場合は指で直接塗ると簡単です)。型を冷蔵庫で冷やした後、強力粉(分量外)をはたいて余分な粉は落とします。卵は室温に戻しておきます。薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるい、レモンは皮をすりおろします。
2:卵・グラニュー糖・はちみつ・レモンの皮・塩を混ぜる

ボウルに卵を入れ、泡立て器でよくほぐします。グラニュー糖、はちみつ、塩、レモンの皮を入れ、泡立て器で全体がとろっとしてくるまでよく混ぜます。
3:ふるっておいた粉類を加えて混ぜる

あらかじめふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、泡立て器で中心から外側にゆっくりと円を描くように混ぜます。粉が見えなくなったら、そこで混ぜるのを止めます。ここで混ぜすぎると生地が固くなってしまうので、混ぜすぎに注意してください。
4:溶かしバターを混ぜる

電子レンジ(600w)で耐熱容器に入れたバターを約1分加熱して、熱い溶かしバターを作ります。泡立て器で混ぜながら少しづつ加えていき、生地にダマができないよう、よく混ぜます。
5:生地を型に入れ、オーブンで焼く

生地をスプーンでマドレーヌ型に入れます。型をテーブルに軽く落として、生地の中の気泡を抜きます。190℃に温めておいたオーブンで約10分焼きます。オーブンによって火の入り方が違うので、焼き上がりの様子を見ながら焼き時間は加減してください。
6:網の上で冷ます

焼き上がったマドレーヌを型から出し、生地のふくらんだおへその部分を下にして、網にのせて冷まします。