タージマハル周辺をお散歩しよう
ヤムナ川とタージマハル。「タージ」は「ムムターズ」が語形変化して「ムム」が省かれ「ズ」が変化したもので、ムムターズの名前そのもの
おやじが「川の向こうに行ったのか?」というので行ってみた。最初は船で行こうと思ったけど、船頭はおやじに聞いた値段の5倍くらいを提示してきたのでやめにして、半日20ルピーで自転車を借りてみた。
ヤムナ川からはタージマハルがまる見えだ。川面に映るタージマハルを眺めながらシャー・ジャハーンが計画していた黒の廟を思い浮かべるのも一興、幽閉されていたアグラ城を望むのもまた一興。
ヤムナ川と牛を追っていた子供たち、そしてタージマハル
うーん、ほんじゃま空手ごっこでもしようか。じゃあおまえはジャッキー・チェン、おまえはジェット・リー、オレはブルース・リー、おまえはサモ・ハン・キンポーだ。最後の子が露骨にいやな顔をするのでジャッキーを蛇拳のジャッキーと酔拳のジャッキーに分ける。
子供たちと遊んでいると日が落ちて、タージマハルがピンクに染まる。大理石のアラベスクや浮き彫り一つひとつに夕陽が刻まれて、夜をたたえた青暗い空にぽっこり浮かぶ。