国際結婚/国際結婚アーカイブ

『ダーリンは外国人』映画化! 作者直撃[2]

『ダーリンは外国人』がついに映画化!(4月10日公開) 原作コミックエッセイを手がける小栗左多里さんとダーリンことトニー・ラズロさんへのインタビュー[後編」です。映画同様、ステキで楽しいお2人でした♪

執筆者:シャウウェッカー 光代

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あの『ダーリンは外国人』が、映画になりました!! 公開は4月10日(土)。そこでガイドは、作者の小栗左多里さんとトニー・ラズロさんにインタビューに行ってまいりました。前編に引き続き、後編をお送りします。

主演の井上真央さんとジョナサン・シェアさん。素敵なカップルです。
(C)2010「ダーリンは外国人」フィルムパートナーズ

国際結婚に向いている人は?


ガイド:
国際結婚に向いている人っていると思いますか?

トニーさん:
それは面白い質問だね。

左多里さん:
まあ、こだわりが少ない人じゃない? あんまり、自分はここが捨てられないみたいなのが強固にある人は、日本人同士でも難しいと思うけど。やっぱり、びっくりするような常識の違いっていうのはあるので……。

トニーさん:
(少し考えて)たぶんね、向き不向きはないと断言できるね。ただし、うーん、なんていうのか、こだわりはあってもいいと思いますね。ただ、そのこだわりが、たとえばA、B、C、Dとあって、10年先、15年先、20年先でもやっていけるという相手が見つかれば、行けるんですね。でも、お互い柔軟性を持っていても調整ができなさそうな場合は、要注意だと思うんです。

左多里さん:
国際結婚したいと思ってするっていうのは、本末転倒で、アブナイと思いますね。それは「国際結婚したい」という「よく見えないメガネ」をかけた状態かもしれない。すると、結婚してみて、思った人と違ったっていうことになるかもしれないですよね。結婚前にきちんと冷静な判断ができない場合には、アブナイですね。

トニーさん:
あと言葉が……、お互いの言語ができない、2人の共通語がないという場合がありますね。これはどうしても避けたい状態だと、個人的には思っているんだけど。
しかし、それでけっこう幸せそうなカップルもいるんですね。あまり分かり合えていないからこそ……

左多里さん:
アラが見えない(笑)。

トニーさん:
大きな問題にならない、みたいな。だから、それもダメとも言えないような……。

左多里さん:
まあ、相性ですね。

トニーさん:
さっき言ったこだわりのA、B、C、Dは、国際結婚というより結婚そのものだね。こだわりはけっこう大切なことだったりするんだけど、それでいいという相手を見つけなければならないね。


次ページでは、国際結婚の核心に迫る(!?)質問を……>>
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