西日本のイチオシ観光地は?
夏の観光シーズンに、外国人ゲストと行きたい観光地……。西日本でのオススメは、屋久島です!!
1993年、ユネスコの世界遺産に、他3カ所とともに日本で初めて登録された屋久島。今年は皆既日食でも注目されましたね。有名な縄文杉を観るルートや、アニメ映画のイメージモデルとなった森を訪れるコースがあります。
ベストシーズンは春~秋。夏休みを少しずらして来るゲストにも、充分対応できます。実はピークとなる夏は観光客が多過ぎて、近年さまざまな問題が発生しているので、秋口のほうがむしろオススメなくらいです。
王道は縄文杉コース
屋久島に行くなら、まずは縄文杉を観ることを目指しましょう。しかしこのコース、実は往復約10時間もかかるのです(夏以外は、朝暗いうちに出発)。充分なトレッキングの装備で出かけましょう。くれぐれも軽装で行かないように。
最初はこんなトロッコ用の線路を歩きます。これが延々2時間も……。
デコボコが少ないから一見歩きやすそうに見えるトロッコ線路ですが、自分の歩幅と枕木の間隔が合わないので、微妙に疲れます。後半は山道になりますので、ウォーキングシューズは不可。トレッキングシューズ(できれば足首を守るハイカット)で、服装や持ち物(食糧など)にも充分ご注意ください。
トロッコ線路はここまで。この狭くて急な階段を上っていくと、いよいよ屋久杉の森の奥深くへと入っていきます。
屋久杉とは、屋久島の標高500mを超える山地に自生し、樹齢1000年以上のものをいいます。現在は禁止されていますが、かつて伐採が行なわれていた頃の切株も、あちこちで見かけます。
時々、その切株に、“自然”が楽しいキセキを起こしてくれることも……
その美しい形は、次ページで……