大正解だった渡米=ご家族との対面
いよいよ彼の国に旅立ちます! |
結果から言えば、アメリカに行ったのは大正解でした!! 空港に迎えに来てくれたご両親と目が合った瞬間に、「受け入れられている」と感じたそうです。言葉ではないのですが、直美さんに会えたことをただただ喜んでくれているという空気が伝わってきて、涙が出そうになったとか……。
優しそうなお父さん、現役キャリアウーマンのしっかり者のお母さん。もう1人の弟さんにも会いました。すぐ近くに住む父方のお祖父さん・お祖母さんは日系二世で、とてもきれいな日本語でお話してくれたそうです。チャイナタウンに1人で住んでいる母方のお祖母さんにも会いに行きました。
実は彼のお母さんは、直美さんの銀行に密偵を送り込んだことがあるそう!? ……な~んて言うとコワイお母さんみたいですが、息子の彼女がどんな人なのか、心配だったのでしょうね。日本の知り合いに頼んだらしく、その女性が銀行に直美さんを名指しで訪ねてきたそうです。一応、仕事のお話がメインということだったらしいですが……。
そんなこともあったので、ちょっとドキドキしていた直美さんでしたが、誰も2人の今後について尋ねてこないし、プレッシャーもかけてきません。本当はスコットさんにすぐにでも帰ってきてほしいのだろうけど、そんなことは一言も言わず、何も聞かないのだそうです。優しいご家族なんですね。
「スコットはこういう家族のなかで育ったんだ。この人となら大丈夫かもしれない」
あんなに求めていた“決め手”は、スコットさんからでも外部からでもなく、このような形で直美さんの心にストンと入ってきました。
直美さんの中の大きな変化
そして10日間ほど一緒に過ごすうちに、直美さんはスコットさんのご家族との絆を感じるまでになりました。「自分でもすごく変わったと思います。より信じることができるようになりました。地盤が固くなったというか……。『そちら(結婚)に向かって行っていいんだな』という気持ちになりました」
この間、スコットさんは、密かに直美さんをテストしていました。
「自分がいなくても大丈夫かどうか、わざと彼女を1人にする時間をつくって、様子を見ていたんだ」
結果は合格!! 彼がそばにいなくても、全然心配ありませんでした。直美さんの本領発揮で、お母さんの家事を手伝ったり、お父さんや弟さんたちとお話したり、スコットさんに頼ることなく、すぐ家族の中に溶け込んでいったそうです。
直美さんいわく、
「家族は重要なポイントです。彼の家族は本当に愛することができる家族だったんですね。そこに私が入ることで何か役に立てたらいいなあと思いました。たとえば彼は男兄弟ばかりですから、兄弟の間であまり素直に言えないようなことがあっても、私が入ることでスムーズに言えたり、うまくまわるようになればいいなあ、と……。これからも彼の家族と楽しく過ごしていきたいと思いました」
日本に帰る日、まだサンフランシスコ空港にいるうちに、彼女はこう言っていたそうです。
「またここに帰りたい!」
その言葉が、今度はスコットさんの“決め手”となりました……。
このあと、ガイドも驚く大展開に!!
続きは「密着!リアルレポート 第4弾」で!!
【関連ガイド記事】
今までの体験談シリーズです。
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.1>「インド人の夫の誠実さに感動」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.2>「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.3>「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.4>「親戚の猛反対を乗り越えて」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.5>「不思議と気が合った韓国出身の彼」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.6>「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」