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パートナーの家族と上手に付き合うコツ(3ページ目)

パートナーのご家族とは、自分も自分の家族も、仲よく付き合っていきたいですよね。でも結婚してみるといろいろ細かな問題が……。それらを乗り越え、どうしたらうまくやっていけるか、そのコツをお伝えします。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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日本に住むカップルはあなたが調整役に


前ページまでは、主に外国に住んでいるカップルのお話でしたが、日本にお住まいのカップルは、これまでの「パートナー」に当たる部分が、あなたの役割になってきます。これは男性・女性を問わず。つまり、あなたが「夫」であろうと「妻」であろうと、あなたの家族とパートナーの調整役にならなければならない、ということですね。

「ならなければならない」とか言うと義務的で重みを感じてしまいますが、「なってあげようじゃありませんか」くらいに、軽く楽しく引き受けましょう。どんな家族にも潤滑油的存在や調整役というのは必要なものなのです。

定期的に外食などしてゆっくり話を聞く時間を。おいしい物を食べると口もなめらかになりますよ
特に注意してあげたいのは、まだ日本語が達者ではない人や、どちらかというと無口であまり感情を表さないタイプのパートナー。何も言わないから不満はないのかと思いきや、このタイプこそいろいろ話したいことを抱えているのです。できれば定期的に、2人でゆっくり話す時間をつくり、不満や要望を聞きだしてあげましょう。

それを家族に伝える場合は、あくまでも“あなたの意見”として言ってあげることが肝心。そして「彼(彼女)は自分の国を離れて、まだ言葉もよく話せない日本でがんばっているのだから、そこを分かってあげて」というような言葉も添えましょう。

家同士のことには間に入って“通訳”を


日本に住んでいなくても、あなたが調整役になる必要がある場合もあります。
「日本の贈答文化と外国の家族」のようなケースですよね。
記事中にも書きましたが、違う文化の“通訳”をする必要性が出てくる場合も、両家のお付き合いのあいだには生じてきます。私のような失敗(
「夫の家族に和菓子の大襲撃!?」)をしないためにも、特に結婚式やお互いの国への旅行時には、より注意してあげてください。

一般に結婚してうれしいことの1つは、家族が増えること。パートナーだけでなく、その家族・親族も一気に親戚となりますよね。
国際結婚ですと、その家族・親戚が外国にもいるのです。そんな楽しさを大切に、両家の家族も仲良く上手にお付き合いしていってほしいですね。


【関連ガイド記事】
夫の家族に和菓子の大襲撃!?
日本の贈答文化と外国の家族
私たちの物を壊しても謝らない義兄って……
“夫の妹”というビミョーな存在
冷蔵庫の物を勝手に食べちゃう義妹家族
パートナーの家族との付き合い方Prologue


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