それは結婚式の日に起こりました……


前回の記事「日本の贈答文化と外国の家族」では、日本の贈答品やお土産、さらには“お返し”の習慣を、外国の家族とのお付き合いにそのまま持ち込むのはNG、というお話をしました。

さて、今回は、予告したように私の失敗談。今でも思い出すと、赤面し動揺してしまうような、いたたまれない気持ちになります。
それは、スイスで行われた私たちの結婚祝いの席でのことでした。

日本から母と年上の従姉たちが出席


メインの結婚式は既に日本ですませていましたが、出席できなかった祖父母や義妹のために、スイスでもお披露目をすることになりました。日本からは母と姉、そして従姉2人が来てくれることになったのです。

当時私たちはカナダに住んでいたので、日本から来る人たちとはスイスで合流することになっていました。我々が先に行っていて、空港で出迎えるという算段です。
従姉2人はかなり年上で“おばさま世代”。それに母でしたが、英語ができて旅慣れた姉が一緒だったので、安心していました。

それよりも私は、自分の仕事やら何やらを調整するのに手一杯。日本サイドからの準備は、ほとんど姉と妹に任せ、自身の準備に集中していたのです。母や従姉たちだって、海外は初めてではないし、必要な情報はいくらでも入手できる手段があるのだから、大丈夫だろうと……。

お披露目はなごやかにスタート


母たち一行を無事チューリヒ空港で出迎え、いよいよ結婚式当日。式と言っても、彼の自宅と近くのレストランで行う、ごくごく内輪のお祝いでした。

一応、段取りを彼と両親とで考え、私の家族サイドは姉に連絡して統率をとってもらうことに。準備は予定通り順調に進んでいきました。
私は日本から送っておいてもらったウェディング・ドレス、彼は濃紺のスーツに白いネクタイでそれらしく装って登場。日本の結婚式に来られなかった家族・親族たちがとても喜んでくれたことは、言うまでもありません。

みんなが集まったリビング・ルームでは、あちこちで歓談の花が咲いていました。日本での式に出席できた彼の両親や叔母たちと私の家族は「再会」になりますので、既に親しい雰囲気ができあがっており、なごやかな様子に私もほっとしていました。


突然その場で展開された光景に大ショック……