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クリスマスカードを海外に送る時期はいつからいつまで?

クリスマスカードを海外の人に贈る時期は? いつまでに出すのが良いのでしょうか。特に国際カップルは、海外の人へ季節のご挨拶を送る機会が多いのではないでしょうか。クリスマスカードを海外に送る時期の目安や、喪中の人へのマナーなどを解説します。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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クリスマスカードを海外に送る際のマナーとは? 

クリスマスカードを海外に送る時期とは

クリスマスカードを海外に送る時期とは

海外の人にも季節の挨拶状を出す機会が多い国際結婚カップルですが、送るときはどんなことに気をつけていますか?

年賀状と同じように、クリスマスカードにもいろいろマナーがあります。知っておくと、グリーティングシーズン到来のときに困りませんよ。

<目次>
 

クリスマスカードを送る時期はいつまで? アメリカの場合は? 

日本から海外へ、海外から日本へクリスマスカードを出すときの注意点をチェック

日本から海外へ、海外から日本へクリスマスカードを出すときの注意点をチェック

日本の年賀状は、なるべく1月1日に配達されるように、郵便局で指定された日までに出します。では、クリスマスカードはいつまでに出せばよいのでしょうか?

クリスマスカードの場合、相手に届くのは「クリスマスの前」がベスト。相手の国・地域に郵便物が届く日数を確認し(郵便局などにも情報が貼ってあります)、それに少し余裕をもたせて送るとよいでしょう。

▼海外への郵便物のお届け日数などを調べるな
日本郵便「はじめよう!!海外へのグリーティングカード」

通常、アメリカではThanksgiving Day(感謝祭=11月の第4木曜日)が終わったあとから出し始めるようです。これを目安として、11月末~12月上旬発送を目標に準備をするとよいでしょう。
 

クリスマス前にカードが着いてしまっても大丈夫?

クリスマスカードは早く着いてもかまいません。欧米では、順次届くクリスマスカードを、暖炉の上に並べたり、会社のデスクの上に置いたり、窓辺のブラインドにかけたりして楽しんでいます。クリスマスの飾り付けの一部にしてしまうんですね。

だから、早めに届けば、それだけ相手の方に楽しんでいただける期間が長くなるというわけ。クリスマスカードには新年の挨拶も含まれていますので、年明けまで飾っておく人が多いですよ。
 

クリスマスカードを海外のキリスト教徒ではない人に送るには?

クリスマスは、そもそもキリストの生誕を祝う宗教的な行事です。日本人はあまり気にしないで使ってしまいますが、キリスト教徒ではない人に「Merry Christmas!」と書いたり、予め「Merry Christmas!」とプリントされているカードを選んだりしてしないよう注意して。

カードの絵柄も大切です。サンタクロースやクリスマスツリー、十字架など、クリスマスを連想させるものは避け、冬の景色など季節感のあるものなどを選ぶとよいでしょう。特にイスラム教やユダヤ教の人にクリスマス・カードを送るのは、たいへん失礼なこととされていますので、気をつけてください。

なお、「Happy Holidays!」「Season's Greetings」と書けば相手の方の宗教を問わず、カードに書くことができますね。

▼英語でクリスマスカードを書くならこちらも参考に
英語でのクリスマスカードの書き方と例文 
ビジネス用クリスマスカードの書き方・文例集
 

おすすめのクリスマスカード:海外から日本へ出す場合

クリスマス・カード
海外からのクリスマス・カードの数々
その国ならではの絵柄や風景などが盛り込まれたカードがおすすめです。前述したように、クリスマスはそもそもが宗教行事であるので、海外のカードは意外に地味というか、厳かな雰囲気のある絵柄のものが多いです。

長いこと日本に帰っていない人は、家族の写真を貼り付けた手作りクリスマスカードを作るのもいいかも。今はパソコンでも簡単にできますからね。お子さんの成長や海外での暮らしぶりが分かるような写真で、家族や親戚、お世話になった方などに送ると喜ばれますよ。
 

おすすめのクリスマスカード:日本から海外へ出す場合

日本的なカードが喜ばれると思います。最近は、センスのいい和風カードがたくさん売り出されています。和紙、日本の風景、立体になるものやカレンダーを兼ねているものなどなど……。これなら宗教色もないので、どんな方にも出すことができますね。
 

カナダやスイスではどんなクリスマスカードが? ガイドの体験談

ちなみに私がカナダにいたときは、相手の方に喜ばれそうな、カナダらしいカードを選んでいました。10~20部セットになった箱入りのものも、よく利用していましたよ。また、アイスホッケー好きな友人には、カナダのホッケーチームをモチーフにしたユーモラスなイラスト付きのカードなどにしていました。クリスマスカード用の絵柄の切手が売り出されますので、なるべくそれを購入するようにしていました。

日本に帰ってきてからは、基本的に、海外の方にはグリーティングカード、日本の方には年賀状を出しています。このとき、グリーティングカードは和風テイストのものをよく選んでいます。クリスマス前からスイスに行っているときは、スイスっぽいものを選んで、シーズングリーティングとして出すようにしています。

スイスには観光客用のきれいな絵ハガキがたくさんありますので、グリーティングカードの代わりに、冬景色の絵ハガキもよく使っているんですよ。文章を書く欄の上のほうに「Merry Christmas and A Happy New Year!」というスタンプ(日本で購入したもの)を押し、その下にメッセージを手書きします。友人たちには(そのお子さんにも)案外好評ですよ。

スイスでは、ハガキと封書(クリスマス・カード)は郵送料が同じなのですが、絵ハガキ自体の価格がクリスマスカードより安いですし、国によってはハガキの送料のほうが安い場合もありますので、経済的にはおすすめの方法です。大勢の方に出しますから、経費はバカにならないですものね。
 

海外では喪中の人にクリスマスカードを送ってもいいの?

クリスマスカードには、喪中の人には出さないという習慣がありませんので、送っても差し支えありません。その場合は、なるべく地味な色や絵柄のカードにしておいたほうが無難でしょう。挨拶も、相手の方の気持ちを考えて、配慮のあるメッセージの言葉を選ぶようにしてください。

差し支えないとは言っても、ご家族の喪中というのはとても個人的なことですし、まだ悲しみが癒えない方もいらっしゃると思います。そんなときは、既成のクリスマス・カードやグリーティング・カードの概念にとらわれず、心のこもった励ましのカードのような体裁にしてもよいのではないでしょうか。
 

旧正月の年賀状を出すほうがいい場合も

季節のご挨拶状は、何もクリスマスやお正月だけではありません。アジアでは旧正月(1月末~2月で、年によって違う)を祝う地域が多いですし、ユダヤ教の人たちはクリスマスと近い時期にあるHanukkah(ハヌカ)という祭を盛大に祝います。

多民族国家であるカナダでは、これらの祝祭用のカードが、クリスマス・カードなどと共に、多数売り場に並んでいました。カードを送りたい相手の方の国や地域、あるいはご家族の習慣に合わせて、これらを使い分けるのも大切なことです。
まずはパートナーや近しい友人に、いつ頃なにを送るのがいちばんふさわしいか、確認しておくとよいかもしれません。

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