お色直しの時間や回数で気をつけたいことは?
お色直しは、ウェディングドレスからカラードレスが人気
花婿花嫁のお色直しは、無ければ寂しい気もするし、かといって回数が多すぎればゲストにウンザリされそうな気も……と迷うところです。平均的な回数や満足度を上げるための注意点をおさえて、親戚や友人、ゲストのみなさんにも喜んでもらえるお色直しを目指しましょう。
<Index>
- お色直しのメリットとデメリット
- お色直しの回数は平均1回
- お色直しをしたほうが良い花嫁や披露宴のパターン
- お色直しの時間!ヘアメイク、衣装チェンジの目安
- お色直しの時間短縮のコツ1:移動距離や進行に配慮する
- お色直しの時間短縮のコツ2:ドレス、和装…衣装の着用順にも注意
- お色直しの時間短縮のコツ3:前撮りの写真をゲストに見てもらう演出
お色直しのメリットとデメリット
お色直しはゲストが楽しみにしている演出でもあります
「花嫁がお色直しで退場してしまい、ほとんど披露宴にいない」……これはゲストから聞かれる“残念な結婚式”のよくある話です。ここで勘違いしないでほしいのは、ゲストはお色直しの回数に不満があったのではないということ。
花嫁が披露宴会場にいない、つまりゲストが「花嫁と話せない」「花嫁と一緒に写真が撮れない」これが不満なのです。たった1回のお色直しでも、やたらと時間がかかっていてはゲストの満足度は下がってしまうのです。
お色直しがない場合、花婿花嫁がゲストとゆっくりお喋りする時間を設けたアットホームなウェディングを実現できるのがメリット。お色直しなしのカップルも珍しくないのが、最近の結婚式スタイルです。
デメリットとしてお色直しをしないと披露宴が間延びするのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。でも、それは披露宴の構成次第。大きな問題ではありません。
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披露宴の後半の流れ:お色直しから余興、送賓まで
お色直しの回数は平均1回
最近のお色直し回数は、平均1回。お色直しの回数よりも、花嫁がどのぐらい席を外すのか、つまり中座している時間の長さに目を向けましょう。お色直しなしでもお色直し2回でも、花嫁不在の披露宴をいかに短くするかがゲストの満足度を上げるポイントになります。
結婚式は、花婿花嫁やその家族だけでなく、せっかくお祝いに来てくれた2人の大切な人たちにも満足してもらいたいもの。ゲストもハッピーな気持ちにさせるお色直しの流れを徹底研究して、結婚式のゲスト満足度をアップさせましょう。
お色直しをしたほうが良い花嫁や披露宴のパターン
お色直しをした方がいいカップルもいます。いろんな衣装を着たいという花嫁はもちろん、親や親族のリクエスト、女性ゲストが多い披露宴、ゲストの人数が多い披露宴などは、お色直しをした方が喜ばれる傾向にあります。
親や親族、女性ゲストは、そもそもお色直しを楽しみにしている方が多く、またゲストが多い披露宴は演出的にお色直しを入れる方が披露宴の進行にメリハリが出ます。
お色直しの時間!ヘアメイク、衣装チェンジの目安
中座中にはお手洗いへ行ったりと花婿花嫁にとっての休憩時間にもなります
お色直しにかかる時間の目安は、下記の時間を想定しておけばいいでしょう。
- ドレス→ドレス 約15~20分
- ドレス→和装 約20~30分
- 和装→和装 約20~30分
衣装チェンジやヘアメイクチェンジは、とにかく手早くやってもらうに越したことはありません。プロのヘアメイクや着付師なので、そんなに心配することはありませんが、少しでも中座時間を減らしたいなら、その旨プランナーや担当ヘアメイクに伝えておくと尚よし! お色直しの中座は、衣装やヘアメイクチェンジだけでなく、トイレに行ったりちょっとひと息つく時間でもあります。
お色直しの時間短縮のコツ1:移動距離や進行に配慮する
当日にお色直し後の衣装撮影を行なう場合は、さらに時間がかかります
お支度時間以外に、意外に時間を取られる問題があります。それは披露宴会場とお支度室の移動時間。会場によっては披露宴会場とお支度室(美容室)が離れているところもあり往復するだけで時間がかかるところも。
さらにエレベーターの待ち時間なども加わって、お色直しの移動が大きなタイムロスを生むことがあります。いくらヘアメイクや着付師がプロであっても、ここでの時間はどうにもなりません。
もしホテルの客室をとってお支度をする予定なら、披露宴会場に近いフロアや、せめてエレベーターの近くといったように、移動しやすいようリクエストを。披露宴会場とお支度室(美容室)が離れているなら、余裕のある進行にするなど配慮しましょう。
お色直しの時間短縮のコツ2:ドレス、和装は衣装の着用順にも注意
白無垢から色打掛けへの掛け替えであれば、時間はかかりません。
和装の場合、白無垢から色打掛けへの掛け替えであれば、時間はかかりません。
また、衣装を4着着る、お色直し3回の場合は、挙式に1着、挙式から披露宴がはじまるまでの間に着替え、披露パーティ入場時に2着目、その後お色直しで2回だけ席を外す、この流れがおすすめ。
衣装が3着の場合も、中座を減らすなら、挙式1着、披露パーティ入場時に衣装を変えて2着目、披露宴中に中座をして3着目の衣装にチェンジすると、パーティ中に花嫁が席を外すのはたった1回です。
だからお色直しの回数を減らす、という発想よりも“どんな流れでお色直しをするか”という点に着目しましょう。
ただこの場合、披露宴がはじまる前に会場の入り口で花婿花嫁と親がゲストをお迎えする「迎賓」を省くことになります。もちろんお色直しに時間がかからないなら、衣装チェンジ後に迎賓も可能です。
せっかくなら披露宴の入場時に違う衣装で入場した方が、衣装チェンジのインパクトも大きいので迎賓を無しにする流れのほうが効果的。何でもかんでも取り入れるのではなく、賢く選択しましょう。
お色直しの時間短縮のコツ3:前撮りの写真をゲストに見てもらう演出
最近はリーズナブルな前撮りプランも増えているので利用する価値大!
もちろんお色直しの回数が少なければ、花嫁の中座回数も時間も減るのは当然。だからお色直しを減らすことは、当然ながら花嫁の中座時間を減らす1つの手です。
着たかったけれど迷った挙げ句、諦めたドレスや和装などは結婚式前に写真撮影「前撮り」をしてしまうのがおすすめ。
そして挙式当日、受付やゲストの控え室、披露宴会場などに写真を飾って、ゲストにも見てもらえるようにしておくとゲストの満足度も上がります。
結婚式場でも、写真スタジオやドレスショップでも、前撮りプランを扱っているところは多いのでスタッフに相談してみましょう。ローケーションフォトや、当日よりもゆっくりと時間を使って撮影できるぶん満足度も高いはずです。挙式前ギリギリだと、写真が間に合わない場合もあるので、結婚式で写真を飾りたい花嫁は特に早めに撮影しましょうね。