暮らしの歳時記/粋な振る舞い・和文化の楽しみ方

また会いたくなる、見送りの余韻(2ページ目)

日々繰り返される出会いと別れの中で、この人と会ってよかった、同じ時間を過ごしてよかったと思えたら、また会いたくなるもの。その鍵を握るのが、別れ際の態度かもしれません。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

長居は禁物

ゆっくりし過ぎて迷惑をかけてしまうことも…
名残惜しいぐらいが別れの妙。「どうぞごゆっくり」に甘えすぎるのは野暮なことです。

とはいえ、おいとまするタイミングは難しいものです。そんな場合、お茶を入れかえようとしたとき、会話が途絶えたとき、相手に電話がかかってきたときが、おいとまどきでもあります。

ちなみに、飲食店ではデザートの後は早めに切り上げましょう。店側の「どうぞごゆっくり」は、ゆっくりお茶を一杯飲んでいってくださいという意と心得て、甘えすぎず、店の状況を察して切り上げるのが粋な客です。


タイムリミットを告げる

タイムリミットがきても退席できず、困った経験はありませんか。次の用事がある場合、前もって伝えておくのもよい方法で、お互いに気まずい思いをしないですみます。また、相手の時間を気にしてあげる配慮も大切です。

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