抜き出しただけの文は退屈です
誰かに手紙を書きたくなる…そんなアイテムを探したい。 (協力:オリジナル文具の裏具) |
儀礼的な挨拶はお行儀が良いけれど、退屈なのです。文例集は例にすぎませんから、抜き出すのではなく自分の気持ちを添えて活用しないと、冷たい文字になってしまいます。マニュアル通りの接客が見透かされてしまうのと同じです。
下手でもいい。素直に、自分の言葉で。
筆でさらさらと…も夢ではないのです。 |
例えば……
●ちょっと外を眺めてみる
「雨に洗われた若葉が、青々としています」
「窓ガラスをたたく雨が 幾何学模様を描いています」
●身近な出来事を思い返してみる
「昨夜から降り続く雨に 新しいピンクの長靴をおろして 娘が嬉しそうに登校していきました」
「梅雨空をみて 今朝はどの傘にしようかと迷うのも 密かな楽しみになりました」
●思い出を綴ってみる
「水たまりを通るたび 長靴ではしゃいでいた頃を懐かしく思い出します」
「梅雨空を眺めていたら 一緒に雨宿りをしたときのことを思い出しました」
少々下手でもいいのです。相手の心に残るのは、上手い下手よりもあなたの素直な気持ちなのですから。
手紙と一緒に季節を届けたい…そんな思いが相手の心に届くはずです。
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