ランチ/ランチ関連情報

港街を象徴する料理 フードフランス

今年度も、ブノワ東京で開催されるフードフランスが始まりました。トップバッターはフランス西部で腕を振るう若手シェフ。貿易港として栄えた港町の料理はどことなくエキゾチックな香りがしました。

菜々山 いく子

執筆者:菜々山 いく子

ランチガイド

今年度もフードフランスがスタート!

当たり前ですが、ひとくちに「フレンチ」と言っても、その地方ごとに特色があります。巨匠、アラン・デュカスによって選び出された、フランスの各地方で腕を振るうシェフの味を楽しめる食のイベント、フードフランス。4年目を迎えた今年度のトップバッターに選ばれたのはグレゴリー・クータンソー氏。フランス西部のラ・ロシェルという街からやってきました。
厨房で真剣に指示を出すグレゴリー・クータンソー氏
料理の前に、シェフの経歴を紹介しましょう。

1975年、ラ・ロシェル生まれ。この地方きっての料理人にしてミシュラン二つ星を誇るリシャール・クータンソーを父にもつレストラン一家の長男に生まれ、一度は医学部に進んだという異色の経歴を持つ。しかし、料理人への憧れを捨てきれず、大学を2年で中退。その後、アラン・デュカスをはじめ、名だたるシェフの店で研鑽を積み22歳で故郷にレストランをオープン。その3年後にはレストランガイド「シャンペラール」から最優秀若手料理人に選ばれる。

お父様からは料理人という職業の厳しさ、アラン・デュカスからは世界観とヴィジョンの表現方法を学んだといいます。そのグレゴリー氏が日本の食材を使い、放った料理とは?

ラ・ロシェルを象徴するひと皿!

ランチコースは前菜のムクラード ラ・ロシェル風から始まりました。ムクラードとはムール貝のこと。ラ・ロシェル地方では名物とも言える料理だそう。磯の香りたっぷりのムール貝に合わせるのは、カレー風味のまったりとしたソース。この街は塩やワイン、香辛料などの貿易港として栄えた歴史を持つため、どことなくエスニックの風味が漂います。

食欲が充分に刺激されたところで、次の料理に行きましょう。
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