そば/東京のそば屋

奥多摩古里・丹三郎訪問記(2ページ目)

青梅方面より青梅街道古里交差点を左折、600メートル進んだ吉野街道沿いの茅葺きが目印

執筆者:井上 明


威風堂々たる茅葺きの長屋門、そして母屋



本来丹三郎とは、界隈の聚落の名称なのである。それをそのまま屋号として継承したということは、こちらがこの地のエスタブリッシュメントであるのだろう。



長屋門に歩を進めると、なにやら一幅の書き付け。そう、この蕎麦屋さんは3時で一般営業を終えてしまうのである。



そもそも大岳のピークを踏んでからこの地に駈け下ろうという計画であったため、余裕をもってスケジュールを組むとどうしても3時前に到着する計画は難しい。そこで、インターネットを通じて、あらかじめ3時過ぎに訪れることを予約しておいたのである。



御嶽駅前の玉川屋にしろ、この丹三郎にしろ、その佇まいが素晴らしい。



とりあえずそば前をということで、人肌の澤乃井を所望。あては、山葵漬、突き出しの節の佃煮風、沢ガニの素揚げ、稚鮎の天ぷら、だし巻き卵と、いろいろ注文してしまった。極楽。





座敷に居座って、悠然たる時の流れを慈しむように楽しんでみる。
そういえば、そばのみならず、うどんも人気とか。
それでは、この際だから両方お願いしてみることに…
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