散歩の目的地としての、旨いそば屋が、もう一軒
東京という街は、少し早足で歩き回ると、電車やバスで移動するのとはまた違った楽しみに出会える。たとえば、この蕎麦屋。東京メトロの護国寺から歩いて30秒の立地なのだが、歩いてアプローチすると、いろいろな街の表情を楽しめるのが嬉しい。
護国寺へ。ふたつ手前の飯田橋で地下鉄を捨てると、小粋な神楽坂をのぼりつめていき、天神町をからんで、江戸川橋経由の散歩道となる。
▲小粋にそばを手繰るなら、粋な街を散歩してからというのがお洒落
宵の神楽坂界隈はこんな感じ。時間があれば、ちょいと脇道にそれて、石畳の小路を拾って歩くのもいいだろう。
▲本日の目的地は、ここ。蕎麦すけ。
蕎麦前(日本酒のこと)、酒に合う料理、そしてしっかりした基本をベースに、新しい提供方法を追求したそば。そんなスタイルが眩しい。
▲宵のゴールデンタイムに訪れた、案の定満席で、しばし外で待つことにした
▲木の素材色と暖色の暖簾でコーディネイトされた落ち着いた佇まい。オトナのいい雰囲気
散歩の余韻にひたるように、店の前で靜かに待つ時間を楽しんだ。せわしなく生きていると、時にはこういう一時も悪くない。店頭の品書きを確かめながら、入店したら何を頼もうか思いをめぐらせた。
:それでは、蕎すけの店内に入ってみましょう