そば打ちの流れをビジュアルに紹介しよう
はじめにお断りしておくが、全くそばを打ったことがない方は、この画像を見るだけではきっとうまくいかない。いや、よく編集されたDVDの動画であろうとも、実際に粉の状態に手で触れたり、細かな質疑応答に対応するそば教室にはかなわないのだ。また、上手にそばを打つことと、そばを上手に教えることができることとは、全く違うことなのである。これは長年そばを教えてきて、後進を育ててきてのいつわらざる実感。
そばを志すのであれば、ぜひ本格的なそば教室の門を叩かれることをお薦めする。
それでもなお、この記事を紹介するのは意義があることだと思う。ここに登場するのは、12歳のそば打ち。この記事を手がかりにそば打ちのイメージを大まかにつかんでおけば、実際に習うときにまごつかずにすむ、上達のスピードが違ってくるだろう。
それでは、お楽しみください
手打ちそば【準備】Before starting
粉に水が入ると、手を休めることができないので、そば打ちをはじめる前に、すべての道具と材料を確認しながら調えておく▲B01:これが築地そばアカデミーで使っているそば打ち道具である。道具についてはこちらを参照してほしい
これから行うセイロ系の水ごね(つまり、ごく普通のそば打ち)の場合は、このように10.0、5.0、3.0mmの丸出しゲージと、2.0、1.5mmのそば厚みゲージを用意しておくとよい。