おそば、ちゃんとノセますか?
そば打ちは、シンプルです。つきつめて考えると、たった三つのことしかしません。
すなわち、「水回し」「ノシ」「切り」の三つ。
このうち、誰もが決まって顔をしかめるのが、「切り」です。
でも、実はそういう方のおそばを拝見してみると、切りの前にノシで失敗しているケースがほとんどです。
▲正確に四角を出すとロスが少ない
これは、最終段階に近い本ノシですが、このように結果がわかりやすいため、遠目に見て四角くければヨシとしていませんか?
でもそこに大きな落とし穴があるのです。
▲麺棒から外して二つ折りにした状態
正確にのした麺帯は、このようにきれいに二つ折りにでき(画像は1.25kg打ち)、麺帯の末端(左がそうです)がきちんと揃います。
▲畳んだ姿もこの通り
畳んだ姿もこの通り、一見非の打ち所のない進行。さて、この麺帯、揃った麺線になるのでしょうか?
実は、その答えは、微妙なのです。それはなぜ?