それでは、仲町のもう一軒の名店で仕切り直し
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▲和風ではあるが、どこか粋でモダーンな佇まい |
この際だから、そういう店で社会見学をするのも悪い選択枝ではなかった。行きがかり上、いたしかたがない事故として、八方丸く収まるに違いないじゃないですか((笑))。でも、きょうの気分は、やはり蕎麦屋でなごみたい。寒空で凍えた體を、人肌の旨い酒でぬくくしたかった。
およそ蕎麦屋というものは、あたりがどんな環境でも、その店だけは涼しげに凛とした風情で佇んでいる。この店も、そうしたタイプの名店である。
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▲グッドデザインの粋な暖簾がお出迎え |
いろいろな暖簾があるが、こうしたシンプルに徹した小気味のいいデザインは、いつ見ても色あせない。街がどんなに変貌をとげていっても、こんな暖簾をぶらさげた蕎麦屋さんだけは、いつも同じ表情で街角に佇んでいてくれそうな、そんな安心感がある。
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▲明朗関係、そのもの |
この店で出している品は、ここに掲げられている品書きはこれですべてである。シンプルなメニュー構成で、酒と蕎麦を堪能することができる、洗練されたミニマルな構成なのである。玉子焼、つくね、鷄わさは、夕方からの限定品である。
もう、たまらないでしょう(次へ)