フランス料理をより強く感じさせる和の要素

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日本に上陸した海外発2大レストランガイドといえば、覆面調査員が決めるフランス発の「ミシュランガイド」と、投票による一般読者の参加が可能なニューヨーク発の「ザガット・サーベイ」。

ヨーロッパ型階級社会とアメリカ型自由主義社会とを象徴するような二つのレストランガイドブックです。今回ご紹介する「ラ・ピエール・ジパング」は、後者「ザガット・サーベイ」の神戸エリアで、料理部門1位を獲得したフレンチレストラン。

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店名に「ジパング」と付いている通り、こちらの料理にはフレンチに和の要素を忍ばせています。このサイトをずっと見てくださっている方はご存知かと思いますが、僕自身はかなりの正統派フレンチ好きで、最近の「和を取り入れた」という料理はあまり好きではありません。

しかし、こちらの石井之悠シェフが作られる料理は「和を取り入れた」というより「和を忍ばせた」くらいが正しいと感じます。それは、むしろより正統派の「フランス料理」を強く感じさせる手段となっているのです。

品数・量ともたっぷりのディナーコースを

ランチは2,700円~。ディナーが4,500円~。ガイドのおすすめは6,500円のディナーコースです。アミューズ3種類、泉州の水茄子、カリフラワーのピクルス、にんじんのムースと芽キャベツのスープのスープに続き、前菜・魚料理・肉料理・デザート・プティフールというフルコース。前菜と肉料理、デザートは数種類から選べる嬉しいコースです(それぞれ取材日のメニュー。仕入れによりアミューズとスープの内容は変更されます)。


次ページでは前菜~メイン料理をご紹介。