心斎橋の歴史ある名店「サカナザ」
オープンは1994年。いまからもう13年も前になります。当時の店名は、「
ビストロ・ド・サカナザ」。現在は「ラ・クロッシュ シェフズルーム」でシェフとして活躍されている川田氏が独立し、最初に立ち上げたお店です。
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ランチコースの前菜から「焼霜にしたイサキと帆立貝 胡瓜のソース」 |
このお店を語る上で外せないのが、大阪で最初にプリフィクスを導入したフレンチであること。日本では東京・四谷で1985年にオープンした「パザパ」が始めたと言われる、この前菜・メインなどをリストの中から選び、コースのように仕立てていくコース。好きなものを選べるアラカルト(一品料理)と、値段が決まっているコース料理の、いわば「いいトコ取り」。お客のわがままに応えてくれる、嬉しいシステムですね。
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2,100円のランチコースから、メイン料理「但馬地鶏のポワレ」 |
さて、そんな「ビストロ・ド・サカナザ」がオープンから11年後の2005年、川田氏から長年お店を任されていた前田シェフがお店を買い取って独立、店名も「
サカナザ・マエダ」と改めました。店名が変わったといっても、シェフは同じですし、値段もずっと変わっていません。
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ランチコースのデザート |
ランチは2,100円(オードブル+メイン+デザート)、3,675円(オードブル+魚+肉+デザート)と、おまかせの5,250円(オードブル盛り合わせ+スープ+魚+グラニテ+肉+デザート)。ランチでもやはりプリフィクススタイルを貫いており、店内はいつも女性で満席です。
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テーブル席とカウンターで構成される、雰囲気ある店内 |
夜は、ディナーコースが5,250円でオードブル2品に魚、肉、デザート。もちろん、すべての皿がプリフィクスです。一部の料理が840~1,050円のプラス料金となりますが、スペシャルコース(7,350円)の方だと、ディナーコースにスープがついた上にプラス料金に関係なく選べます。まずはメニューを眺めて食べたいものを選び、5皿のうちプラス料金のある料理が2品以上あれば、スペシャルコースにするのがお得です。今回はこちらのコースでのご紹介です。
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「サカナザ・マエダ」の夜のコースをご紹介。