ビストロでも、メイン料理は美しく

・魚料理:鯛のムニエル ラングスティーヌのソテー

本日の魚料理のムニエル、または炭火焼とこちらの、計3種類からのチョイスとなります。ディナーコースの場合は+1,050円。描かれた曲線が美しい皿に盛られてきた魚料理。鯛の火加減も程よく、ムニエルにすることで味がしっかりと身の中にため込まれています。アサリのジューシーさも素晴らしく、海老は極限まで甘さを引き出した火入れ、そして全体をまとめるソースのクリアさが、この店がベーシックな部分での良さをちゃんと持っていることを教えてくれます。

・メイン料理:山形県産 山伏豚のコンフィ

この日の肉料理は9種類からのチョイス。無添加の餌でじっくりと育てられた山伏豚はとてもジューシー。これも先ほどの魚料理と同じく、火入れ技術もしっかりしています。添えられている野菜はヤングコーン、レッドオニオン、赤すぐり、白すぐり、金針菜。金針菜は、以前ご紹介した「酒中花 空心」のオコゼにも出てきた中国野菜。鉄分たっぷりで、女性の強い味方です。ちなみに、「空心」は前田シェフも好きだそうで、しばらく「あの料理食べました?」という話題で盛り上がりました。お店が休みの日には食べ歩きもされるとのことで、色々なお店から新しい刺激も受けているようです。

・デザート:マンゴープリン、ジャスミンのアイス

デザートは5種類からのチョイス。ぷるんとしたプリンとアイスにフルーツを添えた、何ともかわいいデザート。ジャスミンのアイスが爽やかな苦味で、フィナーレを飾るにはぴったりです。

変わらぬ名店に満足

初めてうかがったとき、このカウンターの中で非常に丁寧にお皿を磨いていたのを覚えています。
初めてうかがったとき、このカウンターの中で非常に丁寧にお皿を磨いていたのを覚えています。
前田シェフいわく、「自分のお店になりましたけど、特に何も変わってないですよ」とのこと。僕が初めて訪れた頃の店名は「ビストロ・ド・サカナザ」。まだ食べ歩きを始めたばかりの頃ですが、その時と比べても、確かに大きな変化は感じられません。にも関わらず、まったく古さは感じさせず、その美味しさも色褪せていませんでした。中国野菜や塩水ウニなど、少しずつ面白い食材を使った小さな変化をしつつ、名店「サカナザ」があり続けていることに、安心感と満足感を得ました。

<店データ>
■「SAKANAZA MAEDA(サカナザ・マエダ)
お店の外観
所在地:大阪市中央区東心斎橋1-19-19 KATIE'S(ケイティーズ)心斎橋2F
TEL:06-6245-5717
定休日:月曜
営業時間:
昼 11:30~14:00(ラストオーダー)
夜 17:30~21:30(ラストオーダー)
交通・アクセス:地下鉄・御堂筋線 心斎橋から徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。