サクラ（大阪城公園）[ランチ編](3ページ目)

デザートはコルビ氏のハイセンスの賜物

柑橘のクレームと生姜薫るホワイトチョコのグラス

・デザート：柑橘のクレームと生姜薫るホワイトチョコのグラス
コルビシェフがこの料理を「麩（ふ）のような柔らかさ」」と表現されたのには驚きました。日本の食文化に詳しいシェフならではです。酸味と甘味を７:3くらいの絶妙なバランスに仕上げ、食感はプリンのようにぷるぷるのオレンジのクリーム。生姜でさっぱりとした風味のホワイトチョコアイス。全体にランチコースのデザートとしてしつこくないようにさっぱりめの味付けで、とても爽やか。

プティフールもこれだけ出されるとゆっくりできますね。

・プティフール
締めのプティフールは４種（写真は２名分）。グラスに入ったマロンクリームとチュイール。オレンジの香り付けをしてあんと混ぜたショコラクレーム、キノコの形をした遊び心あふれるショコラと、マカロン。マカロンのカリッ・ふわっの食感は、百貨店などの作り置きでは味わえないレストランならでは。

ハーブティーはその場で抽出＆蜂蜜つき。

また、食後にはコーヒー・紅茶・カプチーノ等も選べますが、ぜひハーブティーをおすすめ。サービスの方が手際よく、目の前でフレッシュハーブをポットに入れて作ってくれます。こういう演出もレストランの楽しみの一つですよね。この日のハーブは、カモミールやスペアミント、アップルミントなどをブレンド。「ボンヌママン」のフランス産蜂蜜を添えて出されるので、お好みの甘さにして、存分に味と香りを楽しんでください。

ロケーションも抜群の最上階

大阪城をすぐ近くに眺めながらのランチは優雅な気分に。

大きく取られた窓からは、大阪城を一望。料理だけではなく、これからの季節には桜が咲き乱れるロケーションの良さも最高です。レストラン自体はそれほど大きなものではありませんし、長い歴史を誇るホテルですから、内装ではさすがに新しいレストランに勝てませんが、手入れは行き届いています。サービスも「愛嬌で選ばれています」と言いつつ、しっかりしていますし、料理の素晴らしさは類を見ないでしょう。レストランを予約の上、お花見に出かけてみてはいかがでしょうか。

ディナーコースとシェフ、ドミニク・コルビ氏については、３月７日UPの記事でご紹介予定です！

ホテルニューオータニの最上階、18Fに「サクラ」があります。

＜お店データ＞
■「フランス料理　サクラ」
所在地：大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F
TEL：06-6949-3246
定休日：なし
営業時間：昼：11:30～14:30
　　　　　　　夜：17:00～21:30
交通・アクセス：ＪＲ大阪環状線大阪城公園駅　徒歩３分　
地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅　徒歩３分　
京阪本線京橋駅　徒歩10分
地図：Yahoo! 地図

HP：フランス料理　サクラ

■関連情報：
東京でもドミニク・コルビシェフの料理が味わえます。
「女性のためのグルメ情報」ガイド、河野さんの「ル・シズィエム・サンス（有楽町）」の記事をどうぞ！