伝説のワイン『ブサコ』を求めて

ポルトガル視察ツアーに参加した。なぜワインの専門家がポルトガルに行くのか? と素朴な疑問をもつかもしれない。しかし、ポルトガルはワイン造りの歴史も長く、ポートやマデイラをはじめ地方色豊かなワインがある。また、イタリアやスペインと並んで個性豊かな地元ブドウ品種の宝庫なのである。

パレスホテル『ブサコ』の外観。どこから撮っても「城」そのもの

おまけに今回は「現地でぜひ飲んでみたい」と旅行ガイドブックにお約束のように書かれている『ブサコ』ワインのセラーを訪れるという。これは行かねばなるまい。鬱蒼とした森に囲まれたブサコという村にある、『パレス・ホテル』のワインである。

ポルトそしてブサコへ

ポルトガル北部の地図
イベリア半島でスペインの西側、つまりヨーロッパ西端にあるのがポルトガル。大西洋に面しているので、スペインよりも夏の暑さが穏やかで雨も多めに降る。首都リスボンからバスで北上しポートの名の由来となった町ポルトを経て、ポート用のブドウが栽培されるドウロ川を上った。

帰りに寄ったのがブサコのパレス・ホテルだ。リスボンとポルトを海岸寄りでつなぐ幹線道路から、すこし外れた森の中にこつ然と現れる城。ここは何十年も前から、ヨーロッパことに英国の旅行者に人気の滞在地である。

建物の中はこうなっている>>